小さく賢い犬種として、世界中で愛されているチワワ。

マンションなどで飼うこともできますし、気軽に一緒にお出掛けできるのも嬉しいですよね。

 

そんな人気の犬種チワワですが、身体の小ささ故に非常にデリケートな犬種でもあります。

そんなチワワを愛犬に持つ飼い主さんが、健康の基準としているのは、やはり食欲ではないでしょうか。

 

食欲があるのは元気な証拠ですよね。

しかしながら、愛犬がご飯を残したり、食欲がない様子だった場合には、どうしたらよいのでしょうか。

 

元々食の細い子も多いチワワなので、食べさせるための工夫をしても食べてくれない、元気がない、となると心配になりますよね。

そんな場合には、チワワに多い病気や怪我が関係している可能性があります。

 

病院に行く前に、考えられる病気や怪我について飼い主さんはしっかりと知識を身につけておきましょう。

「チワワの子犬がご飯を食べない!」「ご飯を残すし元気がない」とお悩みの飼い主さんは必見です!

 

 

子犬のチワワに多い病気とは? 要注意はご飯を食べない・残す・元気ない

 

まずは、子犬のチワワを飼う飼い主さんが特に気をつけたい病気をいくつかご紹介します。

生活の中で気を付けたいことはたくさんありますが、何よりもご飯を食べない、残すなど食事に注意が必要です。

 

ご飯を食べなくて元気がないと心配ですよね。

水頭症

脳の奇形による先天的な要因で起きることが多い病気ですが、頭をぶつけたりすることで発症する場合があります。

脳脊髄液が脳を圧迫し、おかしな体勢や歩き方をしたり、視力に異常があるような仕草を見せます。

 

同じ場所をぐるぐるとを歩き回るなどの神経症状があらわれることもあります。

治療には薬物療法や外科手術が行われますが、完治は難しい病気です。

 

飼い主さんは、愛犬が頭をぶつけたりしないような環境を配慮しましょう。

小さなチワワの頭の高さに障害物となるようなものを置かないようにしたり、転倒防止に床にマットなどを敷いて怪我を防止しましょう。

膝蓋骨脱臼

チワワに限らず、小型犬に多いのが膝蓋骨脱臼です。

抱っこをする時などに脚を触って痛がったり、脚を上げてケンケンするように歩く場合には、膝蓋骨脱臼を疑います。

 

膝のお皿の骨がズレたり外れてしまう病気です。

先天的な場合と、転倒や高いところから飛び降りたりすることによる後天的な怪我の場合があります。

 

床は膝に負担がかからないように滑りにくくしてあげましょう。

愛犬が過ごす場所はマットやカーペットを敷く、高いところからの飛び降りができないような家具の配置にする、などの工夫をしましょう。

 

また、子犬の時期から、過剰に食べさせないように注意します。肥満により膝に負担がかかることを防ぎましょう。

症状が軽いうちは自然に治ることもあります。症状が酷い場合には、外科手術が必要です。

気管虚脱

 

軽い咳や、鳴き声に異常がみられます。呼吸困難を起こしてしまうことも。

吠えた後、ご飯や水を飲んだ後などに乾いた咳をするようになったら要注意です。

 

気管周りの軟骨が先天的に弱かったり、気管周りの筋肉が弱くなったりすることで気管が圧迫されます。

そのため、空気が通りにくくなってしまうという病気です。

 

お散歩中の引っ張り癖などで、首に負担がかかるといけないので、首輪よりは体全体を支えるハーネスを使うようにしましょう。

尿路結石症

尿路に結石ができる病気です。

排尿時に痛がって座り込んだり、排尿回数が減ることがあります。

 

チワワの場合、尿細管の先天的異常により、シスチン尿石症というものが起こりやすいことが原因です。

軽症の場合な、まずは尿検査を行い、経過観察となることが多いようです。

角膜炎

目をこする、床にこすりつけるというしぐさが見られる場合には、角膜炎が疑われます。また、涙や目やに、充血が見られる場合にも要注意です。

シャンプーや目の周りの毛が原因になったり、怪我、細菌やウィルスが原因になります。

 

まずはシャンプーや目の周りの毛が愛犬の目に入らないように注意します。

軽症の場合には、点眼薬や軟膏による治療が一般的ですが、外科手術が必要な場合も。

口腔内の異常

チワワに限らず、多くの愛犬に注意が必要な病気です。

特にチワワの場合には、身体の小ささ故に口も小さく、歯磨きが難しいことが原因で口腔内にトラブルを起こしがちです。

 

歯周病には注意が必要です。

また、何らかの原因で口腔内を怪我したりしている場合もあります。

 

歯磨きの習慣をつけて、飼い主さんが口の中をチェックすることで早めに対処できます。

歯ブラシを使うのが難しい場合には、ガーゼを指に巻いて歯の汚れを拭き取るなどしてあげましょう。

子犬のチワワが元気がないとき、病気以外の原因で考えられることとは?

 

身体に不調がある場合には、ご飯を食べなくなってしまうことがあります。

食欲がなく、前述した病気の症状が見られた場合には、すぐに病院で診てもらいましょう。

 

しかし、特に思い当たる症状がない場合には、ストレスが原因になっている可能性もあります。

チワワは、非常に頭の良い犬種として知られています。しかしながら、賢さ故、飼い主さんにとっては些細なことをストレスに感じ、一時的に食欲がなくなり、ご飯を残したり元気がなくなってしまう場合があります。

 

まずは、じっくりと愛犬を観察し、ストレスの原因を取り除いてあげましょう。

寝不足、運動不足、ちょっとした環境の変化、長時間のお留守番、見知らぬ人や動物との接触、いずれも愛犬にとってはストレスになる可能性があります。

まとめ

犬は、身体や心に不調があっても言葉で表現したり、自分で病院に行くことはできません。

飼い主さんは愛犬の不調をできるだけ早く察知してあげられるように毎日愛犬を注意深く見守ってあげるようにしましょう。

 

その為の基準としても、食欲があるかどうかは重要なポイントです。体調の安定しない子犬の時期には特に注意してあげましょう。

食欲がなく、元気がない場合には、今回ご紹介した内容を是非参考にしてみて下さいね。

 

 

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