ポメラニアンは賢くフレンドリーな犬種として知られていますが、実は自己主張が強く気が強いところがあります。
ふわふわの被毛と、まるでぬいぐるみのような外見からはそのようなイメージできないため、ちょっと意外に思われた方が多いのではないでしょうか。
今回はそんなポメラニアンならではの気質に合った、噛み癖の正しいしつけ方法について書いてみました。
「本気噛みをやめさせるには?」「噛み癖がひどいけれど直し方がわからない」という飼い主さんは是非参考にして下さいね♪
ポメラニアンの噛み癖がひどい?!噛むのはなぜ?
飼い主さんがお手入れの為にちょっと触っただけでガブリ、なんていう経験はありませんか?突然の本気噛みにはびっくりしてしまいますよね。
実は、このような場合は「お手入れなんか嫌い、もうやめてよ!」という主張を、噛む事で飼い主さんに示している可能性が高いのです。自己主張が激しく気の強いポメラニアンらしい行動とも言えるかも知れません。
また、ポメラニアンは賢く繊細な性格ゆえに警戒心が強いと言われています。他の犬に対して威嚇のために歯を剥いたり、見知らぬ人が急に触ろうとした時に敏感に反応して噛んでしまうことがあります。
子犬のうちはあまり噛む力が強くないため、飼い主さんも「痛くないから大丈夫」と軽く考えてしまうかも知れません。
しかし、愛犬が成犬になってしまってからしつけをし直すのは大変なことです。
あまりの可愛らしさについついしつけを後回しにしたくもなってしまうかめしれませんが、特にひどい本気噛みについては、大怪我に繋がる可能性もありますので注意が必要です。
噛み癖をやめさせるしつけで、できるだけ早く直しておくようにしましょう。
ポメラニアンの噛み癖がひどい!噛み癖を治す方法
「おすわり」と「待て」で興奮を鎮める
ポメラニアンの飼い主さんは、噛み癖に悩まされる方が非常に多いようです。しかしながら、犬の問題行動というのは興奮を鎮めてあげることで改善できるのです。
ポメラニアンは本来とても賢い犬種なので、「おすわり」「待て」もすぐ覚えてくれるはずです。まだ教えていないという飼い主さんは、早速トレーニングを始めて下さいね!
「おすわり」も「待て」も犬の興奮状態を鎮め、問題行動を制止しするのに役立ちます。興奮状態の愛犬に「ダメッ!」などと声を掛けてもあまり意味がありません。
興奮状態の犬はまずは落ち着かせないといけません。その為の号令が「おすわり」や「待て」なのです。飼い主さんに注意を向けて欲しい時にも役立ちます。
運動でエネルギーを発散させる
遊んでいる最中に頻繁に本気噛みをしてしまうという場合には、愛犬が日常的に運動不足になっている可能性があります。
散歩の時間を増やしてみたり、走り回れるドッグランに連れて行くなどして、愛犬の運動の時間を増やすように心掛けてみましょう。
また、室内でできる軽い運動の時間を設けるのもおすすめです。
ロープなどを使った引っ張りっこ遊びや、ボールを使った遊びなど、飼い主さんはあまり身体を動かさずに愛犬のエネルギーを発散させられるような遊びをしてみましょう。
噛み癖には無視・無反応を貫くこと
噛み癖のしつけには「反応しない」「無視をする」ということが効果的です。噛まれても無視したり、目を合わせないようにします。
「ダメでしょっ!」「痛いじゃないっ!」などと叱ったり、中には叩くのがしつけだと思っていらっしゃる飼い主さんもいますよね。しかし、噛み癖を直す為には望ましい行動とは言えません。
飼い主さんが大きな声を出すことで、子犬の興奮を煽ってしまう可能性があります。興奮は噛み癖や唸り癖、吠え癖などの問題行動に繋がりやすく、飼い主さんのそのような反応が結果的に愛犬の問題行動を助長してしまう可能性すらあります。
また、叩かれてしまっては、愛犬と良い信頼関係を築くことができませんよね。良好な信頼関係を築けないことで、以降のしつけにも支障が出てしまうかもしれません。
飼い主さんに対して非常に愛情深いポメラニアンにとっては、無視をしたり・無反応でいることが最も効果的な叱り方なのです。
また、家族で犬を飼っている場合には、全員が子犬の噛み癖に対して同じように対応するということが重要です。
賢いポメラニアンの場合、家族によって対応が違うと混乱してしまいます。
例えば、「お父さんの時は噛んでもそのまま遊んでもらえた」と覚えてしまうと、甘噛みを無視するしつけをするお母さんの行動に矛盾を感じます。
賢い犬種ですので、対応に一貫性がないと飼い主さんを信頼しなくなり、言うことを聞かなくなってしまうことも。必ず家族でしつけ方を統一するようにしましょう。
ポメラニアンの噛み癖がひどい?!警戒心ゆえに噛んでしまう場合
子犬の時期に社会化が十分にできているのが理想的です。
しかしながら、飼い主さんにべったりで他の犬や飼い主さん以外の人と接する機会が少なかったり、目新しい場所に出掛けるなどの機会が少ないと、大変怖がりな性格になってしまうことがあります。
ポメラニアンは非常に愛情深く、飼い主さんへの依存度が高くなってしまう傾向にあるので、こういったケースは少なくないでしょう。
警戒心を取り除くのはなかなか難しいことかもしれません。しかし、時間をかけて少しずつ恐怖心を取り除いてあげることはできます。
来客時には、お客様から愛犬におやつをあげてもらうようにしたり、ドッグランなど他の犬と触れ合う機会を設けるのも良いでしょう。急に色々な経験をさせてトラウマになってはいけないので、愛犬のペースに合わせてゆっくりチャレンジするようにして下さいね♪
まとめ
愛犬の問題行動をやめさせるには、飼い主さんがまずその理由を理解することが必要です。そして、愛犬との強固な信頼関係なくしては改善できない、ということも忘れてはいけません。
しつけには愛犬とのコミュニケーションを楽しむつもりで取り組んでみて下さいね。
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