上品で美しい顔立ちとが魅力的なミニチュアダックスフンド。短い足でちょこちょこと一生懸命歩く姿も可愛らしいですよね。

あまり犬に詳しくないという方にもよく知られている、昔から人気の犬種です。

 

そんなミニチュアダックスフンドですが、意外にも噛む性質が強く、「本気噛みがひどい」「無駄吠えに困っている」とお悩みの飼い主さんは多いようです。

どちらも子犬のうちに是非治しておきたい問題行動ですが、どのようにしつけをしたらよいのでしょうか。

 

今回は、ミニチュアダックスフンドの本気噛みと無駄吠えを治す方法について書いてみました。

 

【ミニチュアダックスフンドのしつけ】本気噛み・無駄吠えをするのはなぜ?

 

ミニチュアダックスフンドを迎えた飼い主さんの多くが、噛む・本気噛み・無駄吠えなどの問題行動に悩まされてしまうのはなぜなのでしょうか。

それには、ミニチュアダックスフンドという犬種ならではの気質が関係しているかもしれません。

 

まずはミニチュアダックスフンドの気質を知ることで、問題行動の改善に取り組めるようにしましょう。

元々ミニチュアダックスフンドは、穴熊を狩るための狩猟犬がルーツになっています。(ドイツ語で〝ダックス〟は「穴熊」、〝フンド〟は、「犬」を意味します)

 

その為、狩猟犬特有の吠えやすく、攻撃的になりやすい傾向があります。「噛む」・「吠える」どちらの行動も、ミニチュアダックスフンドにとっては、本来ごく自然なことなのです。

 

また、ミニチュアダックスフンドは、賢く警戒心の強い性格をしています。そのため、見知らぬ人や他の犬に対して吠えたり攻撃になってしまうこともあるでしょう。

 

しかしながら、飼い主さんが適切なトレーニングを行いさえすれば、必ず問題行動は治すことができます。焦らず気長にしつけで改善していきましょう。

問題行動には運動不足解消が効果的

愛犬の問題行動は、ストレスが原因となっているケースが非常に多いと言われています。特にミニチュアダックスフンドの場合には運動不足によるストレスに注意が必要です。

 

元々狩猟犬であったミニチュアダックスフンドは体力のある犬種です。十分に運動をさせてあげないと、エネルギーが有り余ってしまい、ストレスフルな状態になってしまいます。

 

ミニチュアダックスフンドの場合、お散歩の時間を少し増やしたら、噛み癖や無駄吠えがなくなったという話も珍しくはありません。まずは、愛犬の普段の生活における運動量について見直しをしてみると良いでしょう。

 

また、あまりおもちゃで遊ばせる習慣がなかったという愛犬には、おもちゃ遊びを効果的に取り入れることもおすすめです。中でも引っ張りっこをして遊ぶことは、ミニチュアダックスフンドの本能的欲求を満たしてくれ、ストレス解消にはもってこいです。

 

犬の引っ張りっこ遊びの為のおもちゃには、ロープ状のものを使用します。少し大きめの、十分な長さがある丈夫なものを選ぶようにすると良いでしょう。

引っ張り合いっこをする際の注意点としては、本能的な行動の名残ということもあり、興奮させ過ぎないようにするということです。

 

興奮し過ぎると吠え始めたりする犬は多いものです。興奮し過ぎないように飼い主さんがコントロールしながら遊ぶことが重要です。

自我が確立される前に始めることが重要

犬は生後6ヶ月を過ぎる頃から自我が確立され始めます。ミニチュアダックスフンドはその賢さ故に、飼い主さんの言う通りにしてくれないことがあります。

 

その為、ミニチュアダックスフンドの場合は、自我が確立される前にしっかりとしつけをしておく必要があります。小さな子犬の時期にしつけを始めることが肝心なのです。

 

また、しつけをスムーズに進める為には飼い主さんと愛犬の信頼関係を築くことも重要です。コミュニケーション不足になっていないか、愛犬との接し方を見直してみましょう。

 

【ミニチュアダックスフンドのしつけ】本気噛み・無駄吠えを治すには?

噛み癖を治す方法

飼い主さんを噛むのは、遊んでいる最中であることがほとんどですよね。遊びに夢中になっているうちに、本気噛みをしてしまった、ということが多いと思います。

 

大切なのは、少しでも興奮してきたと感じたら遊びを中断することです。

また、誤って歯が当たっただけであっても寛容にならないように徹底しましょう。おもちゃを使って遊んでいる場合には、速やかに取り上げてしまいます。

 

そして、愛犬とは目を合わせないようにして無視をしましょう。甘える仕草でじゃれついてくると思いますが、飼い主さんは我慢して下さい。

 

愛犬が落ち着いたら、興奮させない程度に優しく褒めます。それから遊びを再開します。また噛まれたら無視をして落ち着くまで待つ、これを徹底します。

無駄吠えを治す方法

甘え鳴きや要求吠えには「無視をする」ということが効果的です。叱ったりするのは逆効果になってしまいます。

あまりにも吠え続けられてしまうと、飼い主さんは根負けして愛犬の言う通りにしてしまったり、イライラしてつい叱ってしまうこともありません。

でも、そこは我慢が必要です。

 

飼い主さんが根負けしてしまうと「吠え続けていれば飼い主さんが言う通りにしてくれる」と覚えてしまいます。どんな時でも必ず愛犬の要求に応えてあげられるわけではありませんよね?

 

飼い主さんは、愛犬を混乱させない為にも、一貫性のある対応をしてあげましょう。辛いかもしれませんが、無視を徹底することが重要です。

叱るのが逆効果だというのは、愛犬を興奮させてしまう可能性があるからです。愛犬が吠えるのには、過度な興奮による場合があります。

 

そういった場合には興奮を鎮めるための「おすわり」や「待て」が効果的です。飼い主さんに注意を向けさせることで、一度気持ちを落ち着けさせましょう。

 

まとめ

 

ミニチュアダックスフンドのように、ルーツが狩猟犬という犬種の場合には、適度に本能的欲求を満たしてやることも時には必要です。

噛んでも良いおもちゃや噛みごたえのあるおやつを与えたり、ストレスが溜まらないように、ドッグランなどで思い切り走り回らせるなど、飼い主さんが工夫してあげると良いでしょう。

 

問題行動の改善には時間がかかってしまうこともあるかもしれません。しかしながら、飼い主さんが適切なトレーニングを行いさえすれば、必ず問題行動は改善できます。焦らず気長に改善していきましょう。

 

 

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