短い脚でお尻をフリフリしながら歩く姿がたまらなく可愛らしいコーギー 。パッチリとした目と立ち耳も魅力的ですよね。

 

特に子犬の時期のコーギーはぬいぐるみのような愛らしさで、一目惚れした勢いで迎えることにした、なんていう飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

しかしながら、そんな可愛らしいコーギーの飼い主さんの多くを悩ませているのが「噛み癖」です。

 

今回はコーギーの噛み癖のしつけ方法について書いてみました。本気噛み・唸るのが直らない場合の対処法について徹底解説していきます。

 

【コーギーの噛み癖のしつけ方法】コーギーが噛むのはなぜ?

 

コーギーを迎えた飼い主さんの多くが噛み癖に悩まされてしまうのはなぜなのでしょうか。それには、コーギーという犬種ならではの気質が関係しているかもしれません。

まずはコーギーの気質を知ることで、噛み癖のしつけをよりスムーズに取り組めるようにしましょう。

 

コーギーは元々牧羊犬・牧畜犬としてイギリスでつくられた犬種です。頑固な牛をまとめ追い立てるために、牛の踵を噛み付いて追い立てることもありました。

コーギーが意外にも活発で運動量が必要な犬種なのは、牧羊犬・牧畜犬としての資質に由来するものなのです。

 

性格は賢く飼い主さんに従順です。ただし、好奇心旺盛でやんちゃなところがあるので、子犬の時期には愛犬のいたずらに悩まされる飼い主さんが多いようです。

 

また、少々興奮しやすいところがあるので注意が必要です。

前述したように、牛の踵に噛み付いて追い立てていたという役割の名残もあり、興奮に伴って噛んだり唸ったりという行動に出ることがあります。

 

噛む力が強くなる成犬になる前に、噛み癖や唸り癖を直しておくようにしましょう。

 

【コーギーの噛み癖のしつけ方法】本気噛み・唸られた時の間違った対応

  • びっくりして大きな声を出してしまう
  • 怒ったふりをして厳しく叱る

 

こういった行動に心当たりはないでしょうか。しかしどちらの対応も噛み癖を直す為のしつけには良くありません。

 

飼い主さんが反応をしてしまうと、子犬は「喜んでいるのかな?楽しいな♪一緒に遊んでくれるの?」と勘違いをしてしまうのです。子犬は飼い主さんにかまってもらいたい一心で、さらに噛むという行動を増やすようになってしまうでしょう。

 

また、家族で犬を飼っている場合には注意が必要です。

全員が子犬の噛み癖に対して、同じように対応するということが重要なのです。賢いコーギーですから、家族によって対応が違うと混乱してしまいます。

 

例えば、「お父さんの時は噛んでもそのまま遊んでもらえた」と覚えてしまうと、甘噛みを無視するしつけをするお母さんの行動に矛盾を感じます。

対応に一貫性がないと飼い主さんを信頼しなくなり、言うことを聞かなくなってしまうことも。必ず家族でしつけ方を統一するようにしましょう。

 

【コーギーの噛み癖のしつけ方法】本気噛み、唸るのが直らない場合の対処法

 

コーギーは顎が強く、成犬になって噛み癖が残ってしまうと大変な怪我に繋がる可能性があります。自我が芽生える前の子犬の時期に噛み癖をきちんと直しておくことが重要です。

 

コーギーの場合には、牧羊犬・牧畜犬としての本能の名残で、遊びの最中に興奮して本気で噛んでしまうことがあるかもしれません。

まだ小さな子犬のうちは歯が当たってもあまり痛くないかも知れませんが、遊んでいる最中に、少しでも手を噛まれたり歯が当たったら、遊びを中断します。

 

おもちゃを使って遊んでいる場合には、速やかに取り上げます。そして、動かずに無視をしましょう。「え〜!?どうしたの?もっと遊ぼうよ」と甘える仕草でじゃれついてくると思いますが、しばらくの間は無視を続けて下さい。

 

子犬が落ち着いたら、興奮させない程度に優しく褒めましょう。興奮しやすい気質のコーギーの場合には「興奮させない」ということもポイントになります。

愛犬が落ち着いたら遊びを再開します。また甘噛みをされたら、無視をして落ち着くまで待つ、これを徹底します。

 

楽しく遊んでいたはずなのに、急に中断されたら子犬は悲しくなります。段々と「甘噛みをしたり歯を当てると遊びが終わっちゃって悲しいな」と理解するようになります。

 

【コーギーの噛み癖のしつけ方法】噛みたい欲求を満たしてあげることも大切

噛みごたえのあるおやつやおもちゃを用意してあげるようにしましょう。おもちゃは、子犬が飽きないように数種類用意しておくのがおすすめです。

 

また、子犬時期のありあまるエネルギーを発散させてあげる、ということも効果的な対策になります。コーギーは元々活発で運動量が必要な犬種でもあります。

 

運動不足が続くと健康に良くないというだけでなく、ストレスが溜まり、問題行動に繋がるケースもあります。飼い主さんはお散歩や遊びの時間をしっかりと作ってあげるようにしましょうね。

 

【コーギーの噛み癖のしつけ方法】飼い主さんが興奮をコントロールしてあげましょう

 

過度な興奮により、本気噛みをしたり唸ってしまう犬は多いものです。「おすわり」や「待て」は愛犬の興奮を鎮めたい時、こちらに注意を向けて欲しい時に役立ちます。

 

特にコーギーの場合は、少々興奮しやすいところがあるので、子犬を迎えて新しい環境に慣れてきたら愛犬には「お座り」や「待て」を教えるようにしましょう。

興奮してしまった愛犬に「ダメッ!」などと声を掛けてもあまり意味がありません。

 

興奮状態の犬はまずは落ち着かせないといけないのです。その為の号令が「おすわり」や「待て」。

興奮による問題行動を直す際のしつけの基本にもなりますので、愛犬には是非覚えてもらいましょうね。

 

まとめ

本気噛みをしたり唸るという行動は、子犬の時期にしつけをしておけば、大抵の場合は成長に伴い少なくなっていきます。今回ご紹介したしつけ方法でチャレンジしてみて下さいね。

 

また、興奮しやすいコーギーの場合には、興奮を鎮めるためのしつけである「おすわり」や「お手」はできるだけ早い時期にしっかりとマスターしておきたいものです。

飼い主さんが愛犬の興奮を鎮めるためのコントロールができるようになれば、あらゆる問題行動にも対処しやすくなるはずですよ♪

 

 

【 ↓ クリックで応援よろしくお願いします!】

 

 

にほんブログ村 犬ブログへ