マルチーズは、元々ヨーロッパで最も古くから愛されてきた愛玩犬です。

柔らかく真っ白な被毛に包まれた小さな体は、正に動くぬいぐるみそのもの。日本でも人気の犬種ランキングの上位に常にランクインしているのも納得です。

 

世界中でこれほど永く愛され続けている犬種は他にはない、と言っても過言ではないでしょう。

しかしながら、そんな愛らしいマルチーズを迎えたばかりの飼い主さんからは、しつけに関するお悩みを度々耳にします。

 

「無駄吠えがひどい」「暴れて困る」「落ち着きがなくいたずらばかりしている」…いくら可愛い子犬とは言え、これが毎日となると飼い主さんは頭を抱えてしまいますよね。では、どのように対処するのが良いのでしょうか。

 

今回はマルチーズに効果的な無駄吠えのしつけ方法と暴れる・落ち着きがない場合の対処法について書いてみました。

 

マルチーズが無駄吠えをする理由とは?落ち着きがない時のしつけ方法

 

ぬいぐるみのように可愛いらしいマルチーズ。「可愛くてしつけをする気になれない」なんていう飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

 

実際に、その愛らしさ故についついしつけを後回しにしてしまうという方は多いようです。しかし、油断しているとあっというまに大きくなり、無駄吠えやわがままで手の追えない成犬になってしまうことも。

 

マルチーズには少々気の強いところがあります。そのため、甘やかして育てれば、自分のわがままが通るまで要求吠えを続け、落ち着きがないことがあるのです。

また、マルチーズは愛情深く飼い主さんへの依存が強い傾向にあります。

 

あまりにも飼い主さんとべったり過ごしすぎてしまうと、見知らぬ人に対しては人見知りをすることがあるようです。そして、警戒心や恐怖心から警戒吠えをすることが習慣化してしまう場合があるのです。

 

無駄吠えのしつけ方法

要求吠えの場合

要求吠えには「無視をする」ということが効果的です。

あまりにも吠え続けられてしまうと、飼い主さんは根負けして愛犬の言う通りにしてしまいたくなるでしょう。でも、そこは我慢が必要です。

 

飼い主さんが根負けしてしまうと「吠え続けていれば飼い主さんが言う通りにしてくれる」と覚えてしまうのです。どんな時でも必ず愛犬の要求に応えてあげられるわけではありませんよね?

 

飼い主さんは、愛犬を混乱させない為にも、一貫性のある対応をしてあげましょう。辛いかもしれませんが、無視を徹底することが重要です。

 

しかしながら、無視を徹底するということは、愛犬の鳴き声をそのままにしておくことです。ご近所さんからいつ苦情が来てもおかしくない状況でもありますよね。

 

そういった場合には、防音対策グッズを取り入れるのもおすすめですケージやサークルにバスタオルなどの大きな布をかけるだけでも防音効果がありますよ♪

 

警戒吠えの場合

子犬の時期に社会化が十分にできているのが理想的です。

しかしながら、飼い主さんにべったりで他の犬や飼い主さん以外の人と接する機会が少なかったり、目新しい場所に出掛けるなどの機会が少ないと、大変怖がりな性格になってしまうことがあります。

 

そのため、ちょっとした物音に恐怖を感じて吠えてしまったり、他の犬や飼い主さん以外の人に突然吠えてしまうなどの、警戒吠えが始まってしまうことがあるのです。

警戒吠えを治すのはなかなか難しいかもしれません。

 

しかし、時間をかけて少しずつ恐怖心を取り除いてあげることはできます。

来客時には、お客様から愛犬におやつをあげてもらうようにしたり、ドッグランなど他の犬と触れ合う機会を設けるのも良いでしょう。

 

急に色々な経験をさせてトラウマになってはいけないので、愛犬のペースに合わせてゆっくりチャレンジするようにして下さいね♪

 

暴れる・落ち着きがない場合の対処法

 

子犬時期のマルチーズが、周りが見えなくなるほどはしゃぎすぎていたり、クッションを振り回したり、とにかくウロウロと落ち着きがない!とお困りの飼い主さんは少なくないようです。

愛犬が怪我をしてしまう可能性もありますから心配ですよね。

 

また、興奮は癖になりやすいだけでなく、興奮状態が続くことで問題行動の多い犬に成長してしまう場合もあります。では、どのように対処するのがよいのでしょうか。

 

興奮を鎮めてあげる

暴れている子犬は興奮状態にあります。子犬自身は興奮を鎮めるためにコントロールする術がわかりません。

飼い主さんがうまく興奮を鎮めてあげる必要があります。

 

愛犬が興奮して走り回ったり暴れたりしいる時に、子犬を止めようと追いかけたりすれば、愛犬は飼い主さんに遊んでもらえると勘違いしてしまいます。

「おすわり」や「待て」の声を掛けて落ち着かせるのが効果的ですが、まだ覚えていないなどの理由で難しい場合には、落ち着くまで静かに見守るのが一番です。

 

興奮状態で走り回っている時に思わぬ怪我をしてしまうこともありますので、危険のないようにそっと見守ってあげましょう。

「おすわり」も「待て」も犬の興奮状態を鎮め、問題行動を制止しするのに役立ちます。

 

興奮状態が続くというのは、愛犬にとっても非常にストレスのかかることです。また、ストレスが溜まれば、噛み癖や吠え癖などの飼い主さんが頭を悩ませてしまうような問題行動が増える可能性もあります。

 

「おすわり」や「待て」のしつけは早めに始めると良いでしょう。

 

運動でエネルギーを発散させる

マルチーズは意外にも活発なので、お散歩や遊びで身体を動かすことは大好きです。あまりにも暴れたり、落ち着きがない状態が続くのは、子犬が日常的に運動不足になっている可能性があります。

 

散歩の時間を増やしてみたり、走り回れるドッグランに連れて行くなどして、愛犬の運動の時間を増やすように心掛けてみましょう。

また、室内でできる軽い運動の時間を設けるのもおすすめです。

 

ロープなどを使った引っ張りっこ遊びや、ボールを使った遊びなど、飼い主さんはあまり身体を動かさずに愛犬のエネルギーを発散させられるような遊びをしてみましょう。

 

まとめ

 

ぬいぐるみのように可愛らしいマルチーズですから、ついつい甘やかしてしまいたくもなるかもしれません。しかしながら、飼い主さんと愛犬がお互いに仲良く快適に暮らしていくためにも、しつけは欠かせないものなのです。

 

愛犬とのコミュニケーションを楽しむつもりで取り組んでみて下さいね♪

 

 

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