ビーグルと言えば、スヌーピーのモデルになった犬として有名ですよね。元々は狩猟犬として活躍していた犬種であることはご存知の方も多いと思います。

 

しかしながら、ビーグルならではの気質やしつけのコツについてはよくわからないという方がほとんどではないでしょうか。

今回はビーグルのしつけについて書いてみました。

 

甘噛み、無駄吠え、トイレのしつけ方法など気になることがたくさんありますよね。

これからビーグルを迎える予定の方も、ビーグルを迎えたばかりでしつけ方法に戸惑っている、という方も是非参考にして下さいね!

 

ビーグルのしつけは難しい?甘噛み、無駄吠え、トイレはどうする?

 

まずはビーグルならではの気質を知ることで、しつけにスムーズに取り組めるようにしましょう。

 

ビーグルは元々うさぎ狩り用の狩猟犬としてイギリスで活躍していた犬種です。足場の悪い場所でも優れた嗅覚を発揮して粘り強く獲物を追い、ハンター達の心強いパートナーとして行動していました。

 

性格は、賢く飼い主さんに従順、協調性は抜群です。ただし、好奇心旺盛でやんちゃなところがあるので、子犬の時期には愛犬のいたずらに悩まされる飼い主さんが少なくありません。

 

また、少々頑固でマイペースな一面があり、トイレトレーニングには時間がかかってしまうケースが多いようです。成犬になってから頑固な性格の犬をしつけ直すのは大変です。

 

自我が芽生えて自己主張を始める前の子犬のうちに、しつけをしておくようにしましょう。狩猟犬ならではの無駄吠え癖や噛み癖も習慣化しないように注意が必要です。

 

残念ながら、ビーグルはあまりしつけのしやすい犬種とは言えません。しかし、しつけが難しいからといって飼うのを諦めないでくださいね。

飼い主さんが正しいしつけ方法でトレーニングに励むことで、ビーグルは素晴らしいパートナーになってくれるはずですよ♪

 

ビーグルのしつけのコツとは

ビーグルのしつけは自我が確立される前に始めることがとても重要です。

 

犬は生後6ヶ月を過ぎる頃から自我が確立され始めますが、ビーグルはその賢さ故に、飼い主さんの言う通りにしてくれないことがあります。

頑固でマイペースな一面もありますので、最初に自分が覚えたことと違うことを飼い主さんがやらせようとしても素直に従おうとはしない場合があるのです。

 

また、しつけをスムーズに進める為には飼い主さんと愛犬の信頼関係を築くことも重要です。コミュニケーション不足になっていないか、今一度愛犬との接し方を見直してみましょう。

 

ビーグルの甘噛みのしつけ方法

 

甘噛みには無視・無反応を徹底する

ビーグルの場合には、狩猟犬としての本能の名残で、遊びの最中に興奮して噛むという場合が多いと思います。

まだ小さな子犬のうちは歯が当たってもあまり痛くないかも知れませんが、遊んでいる最中に、少しでも手を噛まれたり歯が当たったら、遊びを中断します。

 

おもちゃを使って遊んでいる場合には、速やかに取り上げます。そして、動かずに無視をしましょう。「え〜!?どうしたの?もっと遊ぼうよ」と甘える仕草でじゃれついてくると思いますが、しばらくの間は無視を続けて下さい。

 

子犬が落ち着いたら、興奮させない程度に優しく褒めましょう。興奮しやすい気質のビーグルの場合には「興奮させない」ということもポイントになります。

 

愛犬が落ち着いたら遊びを再開します。また甘噛みをされたら、無視をして落ち着くまで待つ、これを徹底します。

びっくりして大きな声を出してしまったり、怒ったふりをして怒鳴る、などの対応は噛み癖を直す為のしつけには良くありません。

 

飼い主さんが反応をしてしまうと、子犬は「喜んでいるのかな?楽しいな♪一緒に遊んでくれるの?」と勘違いをしてしまうのです。

子犬は飼い主さんにかまってもらいたい一心で、さらに噛むという行動を増やすようになってしまうでしょう。

 

また、家族で犬を飼っている場合には注意が必要です。全員が子犬の噛み癖に対して、同じように対応するということが重要なのです。

 

賢いビーグルですから、家族によって対応が違うと混乱してしまいます。

例えば、「お父さんの時は噛んでもそのまま遊んでもらえた」と覚えてしまうと、甘噛みを無視するしつけをするお母さんの行動に矛盾を感じます。

 

対応に一貫性がないと飼い主さんを信頼しなくなり、言うことを聞かなくなってしまうことも。必ず家族でしつけ方を統一するようにしましょう。

 

噛みたい欲求を満たしてあげることも大切

噛みごたえのあるおやつやおもちゃを用意してあげるようにしましょう。おもちゃは、子犬が飽きないように数種類用意しておくのがおすすです。

狩猟犬らしい「噛みたい」という本能的欲求を噛んでも良いものを使って満たしてあげることも必要なのです。

 

ビーグルの無駄吠えのしつけ方法

 

ビーグルの無駄吠えを直すのは非常に難しいと言われています。飼い主さんは優先的にしつけに臨むようにすると良いでしょう。

 

無駄吠えは無視をすること

あまりにも吠え続けられてしまうと、飼い主さんは根負けして愛犬の言う通りにしてしまったり、イライラしてつい叱ってしまうこともあるでしょう。でも、そこは我慢が必要です

 

飼い主さんが根負けしてしまうと「吠え続けていれば飼い主さんが言う通りにしてくれる」と覚えてしまいます。どんな時でも必ず愛犬の要求に応えてあげられるわけではありませんよね?

 

飼い主さんは、愛犬を混乱させない為にも、一貫性のある対応をしてあげましょう。辛いかもしれませんが、無視を徹底することが重要です。

叱るのが逆効果だというのは、愛犬を興奮させてしまう可能性があるからです。ビーグルという犬種は、少々興奮しやすいところがあります。

 

愛犬が吠えるのには、過度な興奮による場合が多いですが、そういった場合には興奮を鎮めるための「おすわり」や「待て」が効果的です。飼い主さんに注意を向けさせることで、一度気持ちを落ち着けさせましょう。

 

運動不足解消で無駄吠えを減らす

愛犬の問題行動は、ストレスが原因となっているケースが非常に多いと言われています。特にビーグルの場合には運動不足によるストレスに注意が必要です。

 

元々狩猟犬であったビーグルは体力のある犬種です。十分に運動をさせてあげないと、エネルギーが有り余ってしまい、ストレスフルな状態になってしまいます。

まずは、愛犬の普段の生活における運動量について見直しをしてみると良いでしょう。

 

また、あまりおもちゃで遊ばせる習慣がなかったという愛犬には、おもちゃ遊びを効果的に取り入れることもおすすめです。

中でも引っ張りっこをして遊ぶことは、ビーグルの本能的欲求を満たしてくれ、ストレス解消にはもってこいです。

 

ビーグルのトイレのしつけ方法

 

少々頑固なところのあるビーグルは、飼い主さんがトイレシートをケージの外に出すと、「ケージの中がトイレって言ったじゃない!?」と納得がいかず、ケージ外でのトイレをなかなか覚えてくれないケースが多いようです。

なかなか覚えてくれず厳しく叱ってしまうと、最悪の場合飼い主さんへの信頼を失ってしまうことさえあります。

 

失敗してしまった場合には叱るのではなく、淡々と掃除をして、まぐれでも成功した場合にはたっぷりと褒めるようにしましょう。

飼い主さんは「ビーグルのトイレトレーニングは時間がかかるもの」と割り切ってしまうと気持ちが楽になると思います。

 

時間をかければ、いつか必ずできるようになりますので、忍耐強くトイレトレーニングに取り組んで下さいね!

 

まとめ

元々狩猟犬であったビーグルのしつけを難しいと感じてしまう飼い主さんは多いかも知れません。しかし、どんな犬種であってもしつけにはゆっくりと時間をかけて改善していくことが求められるものなのです。

 

どうか焦らずに、ゆったりとした気持ちで愛犬と向き合ってみて下さいね!

 

 

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