待ちに待った子犬との生活。

子犬を迎えたばかりのあなたにとっては、「この子は自分のことを好きになってくれるだろうか?」と不安になることもあるでしょう。

 

そして「母犬の代わりにきちんと育てなくちゃ!」と気合い十分な方もきっとたくさんいらっしゃるはずです。

そんな飼い主さんにとっては「クンクン」と悲しそうに鳴く声が何とも切なく聞こえるものですよね。

 

「犬のおかあさんに会いたくて鳴いているのかな」とあなたもたまらず抱き上げて撫でてあげたくなるのではないでしょうか。

このように「クンクン」と悲しそうに鳴くことは子犬のうちは頻繁にあると思います。

 

しかしながら、鳴くのをやめさせたくて毎回呼ばれる度に抱っこしたりかまってあげるのは良いことなのでしょうか。

 

今回は、子犬が悲しそうに鳴くのをやめさせるにはどうすればいいのか、悲しそうに鳴くのはなぜ?というお悩みについてお話していきますので、じっくり読んでみてください。

 

子犬がクンクン鳴くのはなぜ?

 

小さな子犬の時期は、成犬になる過程で体や心を形成していく大切な時期です。

気持ちの変化やあなたへの甘えが強く見られる傾向があり、それを子犬の場合は鳴いたり吠えたりすることで表現するんですね。

 

母犬や兄弟犬と離れ、新しい環境に来たばかりの子犬は寂しさや不安でいっぱい。

確かに悲しくて鳴いているという側面はあるでしょう。

 

しかし、どちらかというと飼い主であるあなたに対する「甘え鳴き」であると言えます。

あなたの姿が見えなくなったり、ゲージで独りぼっちになると、甘えを理由に「クンクン」と鳴き、「独りにしないで」「そばにいてよー」と訴えているのです。

子犬を迎えて間もないうちは優しく

まだ母犬に甘えたい時期の子犬ですから、子犬を迎えて間もない頃は「クンクン」と鳴くたびに飼い主であるあなたが優しく接してあげるのも良いでしょう。

しつけの観点から言えば、クンクン鳴かれる度に優しくしてしまうのは、望ましい行動とは言えません。

 

しかし、子犬がまだ環境に慣れないうちは、あなたと愛犬が信頼関係を築くために優しく抱き上げてあげるということも必要なのです。

ただ、いつまでも優しくしてしまうと、癖になってしまい、完全に直らなくなるので要注意。

慣れてきたらクンクン鳴くのをやめさせるしつけを始めよう

 

「クンクン」という悲しそうな声には切なくなります。

しかし、あなたの姿が見えなくなる度に甘え鳴きをする子犬に毎回対応するわけにもいきませんよね。

 

子犬が環境に慣れてきたと感じたら、ただただ優しく接するのはおしまい。ちゃんとごはんを食べて、安心して眠るようになったら頃合い。

甘え鳴きが手の追えない要求吠えになる前に、しつけを始めるようにしましょう。

甘え鳴きを許してはいけないの?

「甘え鳴きは可愛い」と感じる飼い主の方は多いようです。

しかし、残念ながら、甘え鳴きはしつけをしない限り続いてしまいますし、甘え鳴きに寛容になり続ければ、必ず要求吠えに繋がってしまいます。

 

ですので、飼い主さんは、早い段階でしつけを始める必要があるでしょう。

ずっと許されてきたことを後から子犬に理解させようとしても、混乱してしまいます。

 

また、飼い主さんにとっても時間のかかるしつけになってしまいますので、小さな子犬の時期にしつけを始めることが肝心なのです。

鳴くのをやめさせるためには?

 

では、子犬がクンクン鳴くのをやめさせるためには、どのようなしつけ方法が良いのでしょうか。

効果的なのは、無視をすることです。

 

あなたにとっては心苦しいと思いますが、抱き上げたい気持ちをぐっと堪えて下さい。

「クンクン」という鳴き声が落ち着くまでは反応しないようにしましょう。

 

「クンクン」という声が聞こえてきたら、ゲージにバスタオルなどの大きな布をかぶせ、子犬を落ち着かせるのもおすすめ。

あなたは中の様子が見えなくなって心配になるかもしれませんが、犬は狭くて暗い静かな場所では落ち着いて過ごすことができるものなのです。

 

しばらく様子を見て鳴き声がしなくなったら、寝ているということもあるでしょう。

起きていて鳴くのをやめていたという場合には、興奮させない程度に褒めてあげましょう。

まとめ

子犬の「クンクン」という鳴き声は、体調不良の時の鳴き声とも似ており、体調不良を訴えて鳴く事もありますので、注意が必要です。

「甘え鳴きだから無視しよう」ということだけで判断しないようにしましょう。

 

「小さな愛犬が悲しそうに鳴いているのに無視をするなんてやっぱり可哀想なんじゃないか」と思うかもしれません。

しかし、甘え鳴きが要求吠えに繋がり、成犬になった時に慌ててしつけを始めるのは大変なことです。

 

成犬に力強く吠え続けられては困りますよね。

ご近所トラブルに繋がってしまう可能性があったり、しつけをしていないと愛犬が戸惑ってしまいますので、子犬を迎えたら、新しい環境に慣れてきた頃を見計らって早速しつけを始めましょう。

 

 

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