「可愛い子犬に飛びつかれ、噛まれてしまってショックを受けた」なんていう経験はありませんか?

他人の顔を噛んで怪我をさせるような犬に育ってしまったらどうしよう…と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

 

せっかく犬を飼うのを楽しみにしていたはずなのに、噛み付いてきたり、飛びつかれてしまっては、落ち込んでしまうものですよね。

しかし、結論から言えば、顔に噛み付く癖や飛びつく癖はしつけをすることで問題なく直すことができるのです。

 

そのため、今回は子犬が顔に噛みつく、顔に飛びつく場合のしつけについてご紹介していきますので、じっくりと読んでみてください。

 

なぜ子犬は顔に飛びついたり、噛んだりするの?

 

「小さな子犬の時期から愛情たっぷりにお世話をしてきたのに…顔を噛むなんてひどい!」とショックを受ける飼い主さんは少なくありません。

しかし、実を言うと、子犬のこういったアクションは飼い主さんに対する愛情表現のひとつなのです。

 

「ベッドに横になっていたら、子犬にペロペロと舐められた」「帰宅して子犬を抱き上げたら、顔中を舐められた」

このような行動には、子犬からの愛情を感じられ、飼い主さんにとっては愛おしくてたまらない表現だと感じますよね。

 

そして、実は、顔に飛びついて噛む、というのも子犬にとっては同じ愛情表現なのです。

飼い主なのに子犬から馬鹿にされている、嫌われているのかも!?などと落ち込む必要はありません。

 

もちろん人間にとっては顔を噛まれると危険なのですが、子犬としては「飼い主さん、大好きだよ!」というアピールをしているだけなのです。

ただ、それでもやっぱり顔への飛びつき、噛みつきは危険ですから早めに直しておきたいものですよね。

顔への飛びつき、噛み癖をなくすしつけはどうしたらいいの?

 

子犬にとっては愛情表現に過ぎない、と知って「なーんだ、愛情表現だったのなら許しちゃおう!」と安心するわけにもいきません。

今は「子犬の可愛い甘噛み」に感じられるかもしれませんが、どんどん身体が大きくなるにつれて噛む力も強くなっていくのは容易に想像ができますよね。

 

成犬になってもなかなか噛み癖が直らずに、ガブッとやられたら大怪我に繋がってしまいます。

もしこれを小さなこども相手にやってしまったら…!と想像すると恐ろしいですよね。

 

そのため、飛びつき癖や噛み癖は、小さな子犬のうちに直しておきましょう。

では、噛み癖をなくすためにはどうしたらよいのでしょうか、正しいしつけ方法をご紹介いたします。

愛犬に「痛い」とわかってもらう

噛まれたら痛いということを、表情や声でアピールしましょう。

「痛いじゃないっ!ダメでしょっ!」などと叱っても愛犬には伝わりません。

 

甲高い声で興奮して叱ると、愛犬は余計に興奮して、さらに飛びついてくるかもしれません。

また、飼い主さんが大きな声を出して喜んでいると勘違いする可能性もあります。

 

子犬には「大好きな飼い主さんを傷つけてしまった、苦しめてしまった」と思ってもらう必要があります。

犬が噛まれた時のようにキャン!と大声を出し、痛そうな顔をしてうずくまります。

 

子犬が飛びつく度にやってみてくださいね。

繰り返すうちに「飛びつくと飼い主さんを傷つけてしまう」と学習してくれるはずですよ。

寂しさや散歩不足など欲求不満にさせない

噛み癖は愛情表現のひとつではありますが、「もっとかまってもらいたい」という寂しさから甘噛みをしてしまうケースもあります。

心当たりのある飼い主さんは、愛犬とのコミュニケーションについてもう一度見直す必要があるかもしれませんね。

 

忙しくてなかなか愛犬と遊んだり長時間お散歩したりするような時間が取れないという方は、愛犬をマッサージしてあげるのがおすすめ。

短時間でも愛犬とのスキンシップは大切です。マッサージは愛犬をリラックスさせる効果もあります。

 

飛びついたり、噛みついたりしてしまうのは、愛犬が興奮状態にあるとも言えますので、興奮を鎮めてあげるようにしましょう。

仰向けにしてお腹を撫でてあげる、優しく抱いて、背中や腰を撫でてあげる、それだけでかまいません。

 

愛犬の名前を呼びながら、「お利口だね」「大好きだよ」「ありがとう」などと声をかけてあげるといいですね。

こんな対応はNG!子犬の誤ったしつけ方!

 

愛犬の噛み癖を直すために、飼い主さんとの上下関係をわからせようと、愛犬に厳しく当たってはいけません。

飼い主さんにかまってほしくて、愛情表現をしている子犬。

 

それを叱られてしまうと、子犬は理由を理解できないばかりか、飼い主さんとの信頼関係を築けなくなっていきます。

くれぐれも厳しく叱ったりしないであげて下さいね。

 

子犬のしつけをする方法は、感情に任せるのではなく、先ほどもお話したように、子犬に痛いということをわかってもらったり、愛情を持って接するのが一番なのです。

まとめ

子犬の噛み癖が、実は愛情表現だった、と知って安心された飼い主さんも多いのではないでしょうか。

しかしながら、愛犬の噛み癖は子犬のうちに是非直しておきたいものです。

 

可愛いかった甘噛みも、成犬になってしまうと、大怪我を招く問題行動として深刻な悩みに発展していきますからね。

愛犬とのコミュニケーションを大切にしながら、前向きに噛み癖を直すためのしつけに取り組んでみて下さい。

 

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