「もしかして嫌われてる!?」「信頼してくれているのかな?」と愛犬との関係がふと不安になったことはありませんか?
大切に愛情たっぷりに子犬を育ててきたつもりが、いつのまにか信頼関係が崩れてしまい悩んでいる飼い主さんは少なくないようです。
一度崩れてしまった信頼関係を回復することはできるのでしょうか。
犬の愛情度・主従関係のチェック方法も気になりますよね。
今回は、子犬との信頼関係を回復させる方法や犬の愛情度・主従関係のチェック方法についてご紹介します。
まだ子犬を迎えたばかりという方も、愛犬とのより良い信頼関係のために是非参考にしてみてくださいね。
犬の愛情度・主従関係のチェック方法・ 子犬との信頼関係の回復方法とは?
子犬との信頼関係を回復するには、まずは犬と飼い主の愛情度・主従関係をチェックしてみましょう。
愛犬は、信頼している相手にしか見せない行動やしぐさを飼い主さんに示してくれているでしょうか。
飼い主さんへの行動やしぐさから判断することができます。
- 名前を呼んでしっかりとアイコンタクトが取れる
- 飼い主さんの前で仰向けになる
- 飼い主さんにお尻をくっつけて寝る
- 散歩中に飼い主さんを見上げる
- 話しかけた時に首を傾げる
- 口のまわりを舐めてくる
- 膝に顎を乗せてくる
- ご飯の後に近付いてくる
- 大事なおもちゃを持ってくる
どのくらい当てはまりましたか?
チェックの数が多い程、愛犬との信頼関係が築けていると言えるでしょう。
名前を呼んでしっかりとアイコンタクトが取れる
アイコンタクトを取ることは、愛犬と信頼関係を築く上でとても大切なことです。
子犬を迎えたら、すぐに始めたい重要なしつけのうちのひとつです。
犬が飼い主さんにアイコンタクトを取るのは「あなたのことを信頼していますよ」という気持ちの表れです。
飼い主さんもしっかりアイコンタクトを返し、「いつもありがとう」「うちに来てくれてありがとう」などと感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
撫でてあげたり、抱っこをするなど、愛犬の好きなスキンシップを取るのも良いでしょう。
飼い主さんの前で仰向けになる
仰向けになり、お腹を見せるという動作は信頼している相手にしかしません。
横になって柔らかいお腹を見せる隙だらけの格好では、いつ襲われてもおかしくありません。
それを飼い主さんに見せるということは、愛犬から安心できる相手だと信頼されている証拠です。
飼い主さんにお尻をくっつけて寝る
お尻をくっつけて寝るというのは、たまたま触れ合っているだけではないのです。
犬にとっては、背を向けるということは危険を意味します。
つまりは、お尻をくっつけて寝るというのは、信頼関係にあるからこそ可能な行動なのです。
散歩中に飼い主さんを見上げる
散歩は、愛犬にとっては単なる運動というだけでなく、飼い主さんと一緒に歩きながら時間や喜びを共有する為の大切なコミュニケーションの時間です。
散歩中に飼い主さんを見上げるのは「お散歩って楽しいね!嬉しいよ!」という気持ちをアイコンタクトを取ることによって伝えようとしているのです。
愛犬が見上げてきたら、無視をせず、飼い主さんもアイコンタクトを取るようにしましょう。
「一生懸命歩いて偉いね!楽しいね!」と声を掛け、撫でてあげると愛犬も喜びます。
話しかけた時に首を傾げる
とても可愛らしい仕草ですよね。
愛犬に話しかけて、首を傾げるのは 「飼い主さん、何を言っているんだろう?」と感じて、飼い主さんの伝えたいことをきちんと理解しようとする気持ちの表れです。
「よくわからなかったからもう一度言って、よくわからなかったよ」と首を傾げるのです。
飼い主さんからの指示に集中し、理解したいと愛犬が思うのは、信頼の証拠ですね。
口のまわりを舐めてくる
衛生面から、犬に顔や口元を舐めさせないようにするというしつけ方法も多いですが、愛犬にとっては飼い主さんへの愛情表現に過ぎません。
子犬が母犬に「おかあさん、大好きだよ!」と愛情表現をする仕草を、母犬の代わりに飼い主さんに示しているのです。
膝に顎を乗せてくる
犬が膝に顎を乗せるのは、飼い主さんに対してリラックスしている状態であることを示しています。
顎を乗せて寛ぎ「撫でてほしい」というアピールでもあります。
ご飯の後に近付いてくる
犬にとってご飯を食べた後に向かう対象は、犬が最も重要であると感じている相手です。
ご飯を食べた後に飼い主さんのところへやって来るということは、飼い主さんのことを最も重要な存在として認識している証拠なのです。
大事なおもちゃを持ってくる
愛犬は、飼い主さんに自分が1番大事にしているおもちゃを持っていくことで、幸せを共有したいと思っています。
人間がそうであるように、犬も信頼できる相手や大好きな人とは気持ちを共有したいと思います。
飼い主さんを信頼できる仲間として認めているということなのです。
信頼関係は回復できる?
愛犬からの愛情度・主従関係をチェックした結果はいかがでしたか?
愛犬の行動がたくさん当てはまるという飼い主さんは心配いらないでしょう。
ほとんど当てはまらないという飼い主さんは、残念ながら愛犬との信頼関係が築けていないor信頼関係が崩れてしまったのかもしれません。
しかし、愛犬との信頼関係を回復することは可能なのでしょうか。
まずは、愛犬との信頼関係が崩れてしまった原因を見つめ直してみましょう。
【信頼関係が崩れてしまう原因】
- 叱りすぎてしまった
- お留守番が多かった
- しつけ方法に迷いがあり、愛犬への態度に一貫性がなかった
- あまりかまってあげられなかった
心当たりはありませんか?
飼い主さんに対する寂しさが積み重なったり、愛犬にとっては理解できない理不尽な叱られ方をしたり、飼い主さんが一貫性のない態度をとることで、徐々に飼い主さんへの信頼を失っていきます。
しかしながら、今からでも遅くありません!
信頼関係を回復し、もう一度築き上げることは可能なのです。
愛犬との時間を増やす
やむを得ない事情でお留守番をさせがちな場合には、愛犬と一緒に過ごせる時間中は可能な限りコミュニケーションを取る努力をしましょう。
- 声を掛けてアイコンタクトを取り褒める
- トイレをしたら褒める
- 散歩中にも話しかける
- マッサージなどのスキンシップをする
忙しい飼い主さんにとっては大変なことかもしれませんが、愛犬はずっと寂しい気持ちを我慢してきたのです。
信頼関係回復の為には、飼い主さんにも努力が求められます。
名前を呼んで叱らない→名前を呼んだら褒めるを徹底する
「〇〇ちゃん、ダメでしょっ!」などと、愛犬の名前を呼んで叱らないようにしましょう。
名前を呼んで声を掛けるのはしつけの際の指示出しや褒める時だけにしましょう。
「名前を呼ばれると叱られる、嫌なことがある」と覚えてしまうと、だんだんと飼い主さんに名前を呼ばれても無視をするようになってしまいます。
信頼関係を築く上で、アイコンタクトは非常に重要なものですが、「名前を呼んでアイコンタクトを取る」ことが難しくなってしまうのです。
名前を呼んで叱らない→名前を呼んだら褒めるを徹底してみましょう。
愛犬への態度は一貫する
飼い主さんの気分によって、愛犬への態度がバラバラになってしまうと、愛犬は戸惑ってしまいます。
例えば、愛犬に甘噛みをされてもあまり痛くない為、寛容にしていた。それどころか可愛くて笑ってしまった。次に噛まれた時は力が強く、痛くて思わず怒鳴ってしまった。、、なんていうバラバラの対応では愛犬には理解できるはずがありません。
飼い主さんは正しいしつけ方法や対処法を学び、一貫した態度で接するようにしましょう。
まとめ
犬も「自分のことを理解してくれている」と感じられる相手を信頼します。それは人間と変わりません。
信頼関係を取り戻すためには、まず愛犬のことを理解することが重要です。
飼い主さんは愛犬の行動をよく観察して、素早く対処してあげるようにしましょう。
信頼関係の回復には多少時間が必要になるかもしれませんが、一から信頼関係を築いていくような気持ちで、気長に取り組んでいきましょう。
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