愛犬のしつけで最も重要なのが、小さな子犬の時期に始めるということです。
好奇心いっぱいで、多くのことを吸収し学習できるこの時期には、教えておきたいことがたくさんあります。
子犬の時期にきちんとしつけをしておくことで、成犬になってからの生活がより楽しく快適に過ごせるようになりますね。
これから子犬を迎える方も、子犬を迎えたばかりの方も、愛犬との暮らしをより幸せなものにするためにも、楽しくしつけをしていきましょう。
では、子犬はいつからしつけをすれば良いのでしょうか、また、何から順番にしつけをすれば良いのでしょうか?
重要な時期であり、しっかりと押さえておきたいポイントだからこそ、じっくり読んでしつけの参考にしてみてください。
子犬のしつけはいつから始めればいいの?
子犬の時期にしつけが必要な理由
新しい環境で生活をスタートさせる子犬には、様々なトレーニングが必要になります。
あまりの可愛いらしさに、しつけは後回しにしてしまいたくなってしまうかもしれませんが、小さな子犬の時期に正しいしつけを行うことが非常に重要。
好奇心旺盛で吸収力のあるこの時期に、たくさんの良い経験を積ませてあげることは、成犬になってからの行動に良い影響を及ぼすからですね。
犬は人間よりも、ずっと速いスピードで成長してしまいます。
歳をとってから物事を覚えるというのは、人間でも大変ですよね。
特に、生活習慣の中で必ず覚えてもらいたいルールについては、早く教えてあげる必要があるというわけです。
しつけは子犬を迎えたその日から行うこと
しつけは、子犬を迎えたその日から始めるのが理想的と言えるでしょう。
ある程度環境に慣れてきてからトレーニングを始めてしまうと、逆に子犬にストレスを与えることになってしまうのです。
新しい環境に慣れさせながら、様子を見て少しずつ楽しんで行うようにしましょう。
ただし、無理は禁物です。
環境の変化に戸惑っている子犬に対して、熱心にかまい過ぎてストレスを与えないようにしてください。
最初は大変かもしれませんが、少しずつ家にも慣れてきますので、しつけが楽にできるようになっていきますよ。
何から順番にしつけをすればいいの?しつけの順番は?
子犬との生活を始めるにあたって、どのような順番で、どんなしつけをしたらよいかわからない、と不安に思う方ががほとんどでしょう。
厳密にしつけの順番が決まっているわけではありません。
しかしながら、子犬のしつけを少しでもスムーズに進めていくためには、子犬が受け入れやすい順番でしつけをしていくことが重要。
人間と生活していく上で、最低限覚えてもらいたいことや、しつけの基本となるものから順番に教えていくのがおすすめですね。
今回は最も重要な3つのしつけについて説明していきます。
まずはアイコンタクト
子犬にはこれから様々なことを覚えてもらうことになりますが、まず最初はアイコンタクトから。
しつけをスムーズに行うためには、飼い主が名前を呼んだら、目を見て指示待ちをさせる「アイコンタクト」が重要なコミュニケーションのきっかけとなります。
アイコンタクトを教えるには、子犬に自分の名前を覚えてもらう必要がありますね。
名前を呼んで、こちらに目を合わせて耳を傾ける様子をしっかりと確認できたら、よく褒めてあげて下さい。
興奮させないように優しく落ち着いた声のトーンで褒めてあげると良いでしょう。
子犬には「自分の名前が呼ばれたら褒めてもらえて嬉しい♪」と覚えてもらいます。
何度か繰り返すうちに、自分から側に来て目を見るようになったら大成功ですよ。
名前を読んで振り向いてくれてアイコンタクトできるようになれば、「自分に向かって言ってるんだ」とわかりますから、しつけがしやすくなりますね。
トイレトレーニング
トイレのしつけは、人間と犬が同じ空間で快適に生活していく上では欠かせません。
家中のあちこちで好き勝手に排泄をされては大変ですからね。
早めに覚えてもらうためにも、小さな子犬の時期にトレーニングを開始する必要があります。
「なかなか覚えてくれない!」と悩むこともあると思います。
しかし、人間と暮らし始めたばかりの子犬にとっては、「特定の場所で排泄をする」という人間側が決めたルールなど、わけがわからなくて当然なんですよね。
正しい方法で根気強く取り組めば、必ず覚えてくれますので、気長にトレーニングしましょう。
ボディコントロール〜触られることに慣れさせる
人に触られることに慣れさせる「ボディコントロール」も非常に重要なしつけのひとつ。
早い段階で触られることに慣れておかないと、爪切りや歯磨き、シャンプー、トリミングなどの愛犬のお手入れさえも苦戦することになります。
子犬を優しく抱き抱え、顔周りは優しく包み込むようにすると良いでしょう。
耳からマズル、首までを優しく触り、尻尾まで毛流れに沿って優しく撫で下ろします。
耳掃除や歯磨き、排泄後の肛門まわりの拭き上げなど、子犬時期から欠かせないお手入れをしながら、慣れさせていきます。
身体中のどこでも嫌がらずに触らせてくれるようになったら完璧ですよ。
しつけを始める時に注意したいこと
子犬の集中力は長続きしないもので、好奇心いっぱい、次から次へと興味が移ってしまいます。
しつけの為の一回あたりの時間はできるだけ短くしてあげましょう。
また、一度にたくさん覚えることもできません。
一回あたりの時間を長くすることよりも、繰り返しによって覚えてもらうことが大切です。
子犬にストレスを与えないようにし、早期に飼い主との信頼関係を築くことも、スムーズなしつけを行うためには重要ですよ。
子犬のうちにしつけをしておくと、成犬になった時に楽ですからね、しっかりとしておきましょう。
まとめ
小さな子犬のうちからきちんとしつけをすることは、犬を飼う上でとても大切なことです。
可愛いくてついつい甘やかしてしまいたくもなりますが、飼い主と愛犬がお互いに仲良く快適に暮らしていくために、しつけは必要不可欠になります。
最低限やっておきたいことは、アイコンタクトとトイレトレーニング、ボディタッチに慣れさせるという3つでしょう。
愛犬とのコミュニケーションを楽しむつもりで取り組んでみて下さいね♪
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