子犬を迎えてしばらく経ち、新しい環境にも慣れてきた頃、飼い主さんの多くが驚くことがあります。
それは、小さな愛犬の凶暴化です。急に攻撃的になり、唸ったりするのです。
初めて見た時には、皆さんが驚かれることでしょう。
中には「凶暴な性格になってしまったらどうしよう!?」とお悩みの飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんね。
今回は「子犬が急に攻撃的になるのはどうして?」とお悩みの飼い主さんは必見です!
まだ子犬を迎えたばかりという方も、今後の為に是非参考になさって下さいね!
凶暴化してしまう原因としつけ方を徹底解説します。
子犬が急に攻撃的になるのはどうして? 凶暴化の原因としつけ方
愛犬がおもちゃのぬいぐるみなどを咥えて、首を振ってぶんぶん振り回す様子を見たことはありませんか。
まだ小さな子犬の遊びではあっても、その迫力はなかなかのものです。
急に攻撃的になる様子に戸惑い、普段の姿からは想像できないような狂暴化には驚かれることでしょう。
時には唸りながら床にたたきつけたり、お気に入りのおもちゃを壊してしまうことさえあります。
「遊びにしてはちょっと激しい…こんなにムキになってぬいぐるみを繰り返し振り回してやりすぎなんじゃない?」「どうしつければいいの?」と心配になりますよね…
しかし、小さな愛犬が凶暴化してしまうのにも原因があるのです。
狩猟本能の名残
誰も教えていないのに、ほとんどの犬がこのような遊びをするのは、狩猟本能の名残だと言われています。
飼い主にとっては急に攻撃的になったように見えるかもしれませんが、おもちゃを振り回すのは、捕らえた獲物をしとめたり、食いちぎるときの行動を疑似体験しています。
あまりにも攻撃的な姿にショックを受ける飼い主さんもいらっしゃいますが、愛犬にとっては大事な行動です。
こうして本能的欲求を解放することで、エネルギーを発散させているだけなのです。
かまってほしい
飼い主さんに注目してもらいたいだけ、ということもあるようです。
おもちゃを振り回しながら、飼い主さんの方をチラチラ見て目が合った、というようなことはありませんか?
「見て〜!すごいでしょ?」というアピールの意味合いがあります。
新しい環境に慣れてきた愛犬は、飼い主さんに認められたいという気持ちが出てきます。
飼い主さんへの信頼や愛情を示してくれている証拠です。
子犬が凶暴化した場合のしつけ方法とは?
子犬が急に攻撃的になるのには原因があり、本能的欲求の解放の意味合いや飼い主さんへのアピールということがわかって安心された飼い主さんが多いことでしょう。
しかしながら、子犬が急に攻撃的になり凶暴化した場合にも、飼い主さんがコントロールできるようにしつけをしておくことは重要です。
凶暴化して唸り始めたり、おもちゃを壊すなどの破壊行動がひどい場合には、愛犬の興奮を鎮めるためにコントロールしてあげる必要があるでしょう。
過度な興奮は、噛み付き事故や誤食、怪我などの思いもよらない結果を招く場合があります。
また、凶暴化が日常化してしまうことで、気に入らないことがあるとすぐに噛んだり暴れたりする成犬にしてしまう可能性もあります。
興奮を鎮めるために効果的な「おすわり」「待て」を教える
子犬を迎えて、新しい環境に慣れてきたら愛犬には「お座り」や「待て」を教えるようにしましょう。
「おすわり」や「待て」は愛犬の興奮を鎮めたい時、こちらに注意を向けてほしい時に役立ちます。
凶暴化してしまった子犬に「ダメッ!」などと声を掛けてもあまり意味がありません。
興奮状態の犬はまずは落ち着かせないといけないのです。その為の号令が「おすわり」や「待て」なのです。
興奮による問題行動を直す際のしつけの基本にもなりますので、愛犬には是非覚えてもらいましょう。
信頼関係を築いておく
愛犬が急に攻撃的になってしまった時には、最も身近な存在である飼い主さんが制止できるようにしないといけません。
しかしながら、愛犬と信頼関係が築けていない場合には飼い主さんの制止に反抗し益々凶暴化させてしまう可能性さえあります。
愛犬が子犬のうちからしっかりとコミュニケーションを取り、信頼関係を強固なものにしましょう。犬は「自分のことを理解してくれている」と感じられる相手を信頼し、指示に従うものです。
愛犬の行動をよく観察して、素早く対処してあげるようにしましょう。
アイコンタクトを欠かさない、しつけの際にも褒めることを忘れない、など一見些細に思えることを積み重ねることが重要です。
まとめ
子犬が急に攻撃的になったり、凶暴化してしまうようなことは、大抵の場合は成長に伴い少なくなっていきます。
しかしながら、興奮を鎮めるためのしつけである「おすわり」や「お手」は子犬のうちにしっかりとマスターしておきたいものです。
覚えてくれるまでには時間がかかってしまうかもしれませんが、繰り返しトレーニングすることで必ず覚えてくれるはずです。
愛犬が子犬のうちに興奮を鎮めるためのコントロールができるようにしておきましょうね♪
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