「いつもは可愛い子犬なんだけど、噛み癖がひどい…。大きくなって本気で噛まれると大変だから直したいなあ。」

天真爛漫で無邪気な子犬の姿は見ているだけで心が癒やされますが、手足への甘噛みや突然噛み付かれてしまったなんてことはないでしょうか。

 

やっぱり子犬も犬ですから、本能的に噛む性質を持っていますので、噛み癖が直らなくて困っているというのはよくある話なんですよね。

ただ、ちゃんと原因を理解して、しつけをしていくことによってひどい噛み癖でも直すことができるのでご安心を。

 

ということで今回は、なぜ噛み癖がついてしまうのか、原因や対処の方法、いつまで続くのかを徹底解説していきますので、じっくり読んでみてください。

 

2ヶ月・3ヶ月の子犬の噛む癖がひどい!どうして噛み付くの?

 

子犬の噛み癖がひどい原因にはいくつかの理由があり、それは以下の通りです。

 

  1. 飼い主様に甘えて「甘噛み」をしている、または、人の手をおもちゃと勘違いしている
  2. 嫌なことに対して意思を伝えるために噛む
  3. 精神的、身体的な不調から噛む

 

では、これらの原因を1つずつ取り上げて原因と対策をみていきましょう。

飼い主様に甘えて「甘噛み」をしている、人の手をおもちゃと勘違いしている

多くの子犬は飼い主様と遊ぶことが大好きで、きっと気持ちも高ぶり興奮してしまうこともよくあります。

その際に、つい甘えたい気持ちが溢れたり、遊びの延長線上で甘噛みをしてしまうんですね。

 

また、よく動く手足は、子犬にとってはおもちゃと勘違いをしてしまうことも少なくありません。

理由はとても可愛いものですし、「噛む」というのは犬の本能なのでそっとしておきたい気持ちもあるのですが、この甘噛みを放っておくと成犬になっても残ってしまいます。

 

考えたらわかると思うのですが、体も大きくなった状態での甘噛みでは痛さも違ってきてしまい、大ごとになりかねませんよね。

そして、何より習慣づいてしまう前に対処をした方がしつけもしやすいので、早めに取り掛かることをおすすめいたします。

 

ではどのような対処をすることでひどい噛み癖を直すことができるのでしょうか?

まず、最初にすべき対処は「噛んでいいものを与える」というのがおすすめです。

 

先ほどもお話しましたが、「噛む」という行動は犬の本能ですよね。

ですので「これは噛んでは駄目」「あれも噛んでは駄目」とだけ教えてしまうと、子犬は自分の本能を発散することができず、ストレスが溜まってしまって、別の問題行動にも繋がりやすくなることも。

 

ですので、必ず子犬が噛んでもいいものを数点用意しておきましょう。

また、体に噛み付いてきた時は低めの声で短く指摘するようにしてください。

 

というのも、高い声は子犬にとって褒められていると勘違いをしてしまうことがあるからですね。

そして、ついついやってしまいがちなのが長い台詞でのお説教。

 

こちらも子犬は飼い主様が相手をしてくれていると喜び、繰り返してしまう可能性があります。

ですので、噛まれた際には低い声で「コラ」「ダメ」「いけない」などの短い声で注意するように心掛けましょう。

 

また、噛まれても反応しないことが何よりも重要です。

犬にとって飼い主様に相手をしてもらえることはとても嬉しいことなんですよね。

 

反対に飼い主様にアクションを起こした時に、何も反応がなかったことはあまり好んで行動しないようになります。

ですので、甘噛みをされた際に、高い声を出したり、手足を勢いよく動かしてしまうと犬にとっては反応を示してくれたことになってしまうので注意してみてください。

嫌なことに対して意思を伝えるために噛む

子犬にももちろん自分の守りたいものやされて嫌なことがあります。

あなたが決してわざとではなかったとしても結果的に子犬の「嫌なこと」をしてしまった場合は、その意思を伝えるために噛むことがあります。

 

あなたの無意識の行動での原因として「ご飯中に手を出す」というものが挙げられるでしょう。

犬にとって食事は本当にとても大切で重要な時間。

 

食事中に横から手が現れると、その手が大切な食事を奪ってしまうと考え、威嚇し、噛み付いてしまうことがあるわけですね。

対処法としては、手からドッグフードやおやつをあげてみるといいでしょう。

 

手は食事を奪うものではなく与えてくれるものだと覚えてもらいましょう。

精神的、身体的不調から噛む

飼い主様とのコミュニケーションが少ない場合、寂しさや構ってほしい気持ちから甘噛みをして気をひこうとすることがあります。

最近あまり遊んであげられていないなという時には、子犬との時間を確保したり、「あなたのことが大好き」としっかりと愛情を示し、絆を深めましょう。

 

また実は、身体的な不調が原因で噛んでしまっていることもありますので、少しでも気になる点がある場合は早めに獣医に相談しましょう。

体調不良かどうかはしばらく様子を観察してみてください。

 

獣医さんに行くかどうか迷っている方は、まず電話で獣医さんに状況を伝えてみると的確なアドバイスがもらえますよ。

2、3ヶ月を過ぎた後の噛み癖の注意!いつまで続くの?

 

生後5,6ヶ月になると子犬は乳歯から永久歯に歯が生え変わります。

その際にどうしても歯茎がむず痒く、飼い主様の手や机の足を噛んでしまうことがあるのです。

 

その時には子犬が噛んでもいいおもちゃを用意したり、噛んでほしくない箇所にはしつけ用の苦いスプレーなどもあるのでそれらを活用するといいでしょう。

なお、噛み癖は長くても1年〜2年程度かかることもあり、個体差もあってはっきりということはできません。

 

長期間噛み癖が続いてしまっては危険ですから、できるだけ早い段階でしつけをして噛み癖を直したいところですね。

まとめ

子犬はすぐに何でも吸収しますので、噛み癖はなんとか早めに直しておきたいところ。

ただ、だからと言って「子犬のうちに何とかしなければ」「子犬のうちにできるようにならないと」と焦ってしまってはそれが伝わってしまい、思うようにしつけができなくなってしまうこともありますね。

 

特に我々のいう問題行動とは犬にとって本能であることも多いので、人間と犬が上手く共存していくためにも妥協点を見つけなければなりません。

本能を満たしつつ、問題行動を抑えられるようにするには焦りは禁物。

 

あまりにも噛み癖がひどかったり、長引いてしまいそうな時には早めに専門家に相談してみましょうね。

 

 

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