子犬の体調管理のために、毎回うんちの状態をチェックするという飼い主さんは多いと思います。
硬さや回数を目安に、便秘になっていないか、下痢になっていないかをチェックするのは大切なことですよね。
食欲があって、排泄に異常がないということが健康のバロメーターになります。
しかしながら、体調が不安定になりやすい子犬の時期は便秘と下痢をよくするものです。
慣れてくると落ち着いて対応ができるようになると思いますが、可愛い愛犬の体調不良には戸惑いますよね。
特に下痢の場合には病気かな?と心配になります。
「どんどんうんちがゆるくなって、ゼリー状になる…これって大丈夫?」というような経験はないでしょうか。
このまま様子を見るべきか、病院へ行くべきか迷いますよね。
今回は「子犬のうんちがゆるい!下痢気味でゼリー状になる」という場合の原因と対処法について解説していきます。
うんちがゆるく、ゼリー状になるのはどうして? 下痢?
子犬のうんちがゆるいと焦ります。そもそも「ゼリー状のもの」は一体何なのでしょうか。
一瞬、下痢なの?と思いますよね。
その正体は、大腸粘膜がはがれたもの。大腸の粘液なのです。
細菌やウイルス、寄生虫などに感染していたり、フードの切り替えによるもの、強いストレスが原因となります。
また、何かのアレルギーが原因の場合もあります。嘔吐を伴う場合には、誤食も心配されます。
しかしながら、たまにゼリー状のうんちが出るという程度で、食欲があり元気な様子であればそんなに心配することはありません。
ただし、体調の急変も考えられますので、しばらくの間は愛犬の様子をよく観察するようにしましょう。
ゼリー状のうんちが出たらどうする?
食欲があり、元気なら様子見で大丈夫
食欲があり元気そうであれば、ゼリー状のうんちが出ていても、うんち自体にある程度硬さがある状態の場合にはしばらく様子を見ます。
24時間程度絶食をしてみると良いでしょう。
ストレスが原因の場合には、そんなに時間がかからずに下痢が改善されていくはずです。
長時間のお留守番、お散歩中に他の犬に威嚇された、新しく別のペットを飼い始めた、などのちょっとした環境の変化でも愛犬にとっては大きなストレスになっている可能性があります。
そのような場合にはお腹の調子がおかしくなってしまうことも十分に考えられます。
フードの切り替え時に下痢が始まった場合には、新しいフードが愛犬の体質に合わない可能性があるので、フードを見直すようにします。
アレルギーの可能性もあるので、獣医師に相談した上で、違うものに変えるのが良いでしょう。
※飼い主さんに気を付けていただきたいのは、愛犬の水分摂取量です。下痢気味の時には脱水症状が心配です。
いつもより水分を多く摂らせるように心がけます。ただし、水分の摂り過ぎは下痢の悪化に繋がります。食べ慣れたフードをお湯でふやかすなど食餌から水分を摂れるようにしてみてください。
病院へ行く場合
下痢が悪化したり、長くなる場合、食欲や元気がない場合には迷わず獣医師に診てもらいましょう。
細菌やウィルス、寄生虫に感染しているかもしれません。
うんちをトイレシーツの上にした場合はシーツごとたたんでビニール袋などに入れて持参するようにします。診察や検査の際に必要です。
また、与えているフードの内容や回数、量などを伝えられるようにメモしておきます。
いつからうんちの様子がおかしいのか、体調に変化はないか、ストレスになるような出来事はなかったか、なども記録しておくと診察がスムーズです。
愛犬は自分で喋ることはできないので、飼い主さんからの情報を頼りに診察が進められます。
一日も早く愛犬が元気になるように、医師には的確に診察をしてもらいたいですよね。
そのためには、飼い主さんからの情報も重要な手がかりとなるのです。
こんな場合は要注意!
拾い食い、誤食に心当たりはありませんか?
- 腐ったもの、雑草などの散歩中の拾い食い
- 異物の誤食
- 中毒を起こす食べ物や人間用の薬などの誤食
- 下痢だけでなく嘔吐を伴う
「散歩中に何か食べたかもしれない」「キッチンを荒らしていた」「人間用の薬を落としたかもしれない」など少しでも心当たりがある場合には、一刻を争うケースになることも。
迷わず獣医師に相談しましょう。
まとめ
愛犬がゼリー状の便をした時は慌ててしまいますよね。
病気なのでは?と不安になる方も多いのではないでしょうか。
小さな子犬の時期は、体調が不安定になりがちです。
下痢が長引くと体力まで落ちてしまいますので、そんな時はできるだけ早く獣医師を頼りましょう。
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