「子犬の様子が何だかいつもと違う、お腹が張っているかも…」
「そういえば今日はまだ一度もうんちしないな、これって便秘かな?」
人間の場合、数日間便が出ない「便秘」はよくあることですが、犬はどうなのでしょうか。
お腹がスッキリしない感じは人間にとっても不快なものですよね。
特に子犬の時期には、体調が不安定になりがちですから、飼い主にとっては、ちょっとした変化も見逃すわけにはいきません。
そのため、今回は気になる子犬の便秘について徹底解剖していきますので、じっくり読んでみてください。
そもそも犬も便秘になるの?子犬がうんちをしないけど大丈夫?
犬を飼い始めたばかりの場合は、「そもそも犬も便秘になるの?」と思われる方も多いですよね。
実際、犬の場合、1日に1~3回排便するのが健康的な状態と言え、もし、丸一日排便がない場合にも、便秘を疑うべきでしょう。
便が出ていても、コロコロとした硬い便の状態が続く場合は、便秘の初期症状です。
子犬の場合には、成犬に比べると更に排便回数が多いものなんですよね。
いつもと違う様子がないか、毎回のトイレ時には気を付けてチェックしてあげると良いでしょう。
排便のない状態が長く続くと、食欲がなくなってしまうことがあったり、いつもよりも少し元気がない感じがするかもしれません。
もし3日間便が出ない状態が続いてしまった場合には、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめいたします。
なぜ子犬は便秘になってしまうの?
子犬のうんちが出ない…子犬が便秘になってしまうのは、以下のようにいくつかの原因が考えられます。
どれも心当たりがない場合には、思わぬ病気が潜んでいる可能性もありますので、早めに獣医師に診てもらいましょう。
環境の変化–いつもと違う出来事はありませんでしたか?
「引っ越しをした」「飼い主に子どもが生まれた」「新しいペットを飼うようになった」「来客が多かった」「たまたまお留守番が続いた」
このように、環境の変化や、いつもと違う出来事は、子犬にとっては大きなストレスになり得ます。
ストレスが便秘の原因になっていることも多いので、このような場合には、子犬の体調を注意深く見守ってあげることが大切ですね。
運動不足〜散歩や遊びは足りていますか?
室内で愛犬を飼っている、お留守番をさせることが多いという飼い主さんは、愛犬が運動不足になっていないでしょうか。
「そういえば最近散歩の時間が足りていないかもしれない…」「仕事が忙しくてあまり体を動かす遊びをしてやれていない」という方は愛犬が運動不足になっている可能性があります。
運動が足りていないと腸の動きも鈍くなり、便秘になりやすくなってしまうのです。
そのため、子犬をちょっと長めに散歩に連れていくなどして、運動不足を解消してあげてください。
水分摂取が足りない–お水をちゃんと飲んでくれていますか?
愛犬はちゃんとお水を飲んでくれているでしょうか。
お水をなかなか飲んでくれない、という話は意外とよく耳にします。
普段のご飯はドライフードのみ、という場合には一日に必要な水分摂取量を摂れていないケースがあるんですね。
愛犬がどのくらい水を飲んでくれているか、一度観察してみると良いでしょう。
なかなか水を飲んでくれないような場合には、ドライフードだけでなく、ウェットタイプのフードもあげてみてください。
食事からも水分が摂れるようにように工夫するのもおすすめ。
また、愛犬がいつでも新鮮で清潔なお水を飲めるような環境作りも大切になりますので、愛犬のためにも工夫をしてみてください。
トイレの失敗がトラウマになっている
トイレの失敗で、厳しく叱ってしまったことはありませんか?
トイレの度に叱られてしまうことが、子犬にとってはストレスになっているのかもしれません。
飼い主が気付かぬうちに、子犬は「うんちやおしっこをすると叱られて嫌だな」とトラウマになってしまい、便秘の原因になっている可能性もあります。
子犬のストレスにならないようなトイレトレーニングについて、見直すべきかもしれません。
子犬のうんちが出ない!便秘に効くツボ・マッサージ
「いつもよりちょっと排便回数が少ないかも」「さっきは大丈夫だったのに、コロコロうんちになってきた」という時におすすめなのが、便秘に効くツボ・マッサージです。
もしかして便秘かな?と思ったら早めにやってあげると効果がありますよ。
愛犬のおへそ周りには、便秘解消に効くツボがたくさん集まっていますので、まずは、おへその位置を確認しましょう。
毛をかき分けるようにすると見つけやすいですよ。
おへその周りにある「天枢」や「関元」というツボとみぞおちとおへその真ん中にある「ちゅうかん」というツボが便秘改善に効果的です。
(※天枢…おへそから左右1~1.5cm、関元…おへそから指4本下あたり)
もし正確なツボの場所がわからなくても、おへそ周りを優しく撫でる、というイメージで構いません。
マッサージする手を温め、犬を仰向けの姿勢にして、おへそから時計回りで優しく、円を描くように撫でてあげましょう。
愛犬のお腹が温かくなるまで優しくマッサージしてみて下さいね。(※ただし、愛犬が嫌がるようでしたら、速やかに中断してください。)
愛犬に優しく声をかけながらマッサージするのもおすすめです。
ツボ・マッサージを行っても排便がない場合には、迷わず受診しましょう。
どのくらいの期間便が出ていないのか、普段食べているフードやおやつの種類・量・回数、運動や散歩の時間などを正確に伝えられるようにしておくとスムーズですよ。
まとめ
子犬の便秘は、フードの切り替えのタイミングで起きることが多いため、成長に伴い、量や種類を変える時には、特に気を付けてあげて下さい。
また、散歩の時間を作れていない方は、子犬との時間を優先して散歩に連れて行ってあげましょう。
今回ご紹介した、ツボ・マッサージで便秘を予防するのも愛犬との良いコミュニケーションにもなっておすすめですよ。
なかなか治らない、元気がなさそうな場合は、「命」ですから獣医さんの所に診察を受けに行ってみてください。
子犬はまだまだ免疫も弱く、体力もないので、わずかなことでも様子をみてもらう方が安心ですよ。
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