犬と言えば「お手」というくらいに、昔から教えている飼い主さんは多いですよね。

犬を飼っていない方でも犬を見かけると、いきなり「お手」と声を掛けてくる方がたくさんいます。

 

是非飼い始めたばかりの愛犬にも教えてあげましょう。

今回は子犬の「お手」について解説していきます。

 

いつから?教え方は?嫌がる場合のしつけやその対処法は?など気になることがたくさんありますよね。

「お手」は、飼い主さんと愛犬が一緒に楽しめるコミュニケーションです。

 

是非参考にしてみて下さいね!

 

子犬の「お手」は必要なもの?

 

犬を飼っていない人にとっては「できて当たり前」というイメージなのかもしれません。

しかし、実際愛犬との生活を始めると「お手ってできなくても大丈夫なんじゃない?」と思う飼い主さんは少なくないでしょう。

 

「お手」は子犬の時からしっかりとしつけをすることが大切。嫌がる場合は教え方にも注意しましょう。

実は、子犬を飼い始めるとすぐに教えないといけないことが他にたくさんあります。

 

【優先順位の高いしつけ】

  • アイコンタクト
  • ボディコントロール
  • トイレトレーニング
  • 甘噛み
  • 無駄吠え
  • ハウス
  • お散歩
  • 社会化
  • お座り
  • 待て
  • 伏せ

 

まずは上記のような、小さな子犬の時期にしつけをしないといけないものを優先させないといけません。

人間の中で暮らす犬に覚えてもらいたい【ルール】はたくさんあるものです。

「お手」は愛犬と一緒に楽しめるコミュニケーション

さて、「お手」はどうでしょう?

確かに、爪切りをする時、足を拭いてあげる時などに「お手」ができると非常にスムーズです。

 

しかし、緊急性の高いものとは言えないでしょう。

そういう意味では、「お手」は必ずしも必要なものではないのです。

 

どちらかというと〝愛犬と一緒に楽しめるコミュニケーション〟であり、飼い主さんが〝しつけの基礎を学ぶ〟という意味では有効な方法であるとも言えるかもしれません。

「しつけというのは楽しみながら時間をかけて教えていくもの」ということを飼い主さんが知るための勉強材料として「お手」は非常に役に立つのです。

「お手」はいつから教える?

 

子犬へのしつけは、優先順位の高いものやトレーニングが先ですが、いつから教えても構いません。

遊びの中で教えたり、「今日は雨でお散歩に行けない」という日などに気軽にトライしてみましょう。

「お手」の教え方

「お手」の動作は、飼い主さんが愛犬に差し出した手に、愛犬が前足を乗せる動作のことです。

まずはおやつを使って教えます。

 

おやつを使って完璧にできるようになったら、二回に一回できたらおやつ、三回に一回できたらおやつ、という感じでだんだんとおやつがなくてもできるようにしていきます。

 

  1. 飼い主さんが手のひらにおやつを握り隠し、愛犬の胸の前あたりの高さに差し出す。
  2. おやつを欲しがる愛犬が前足を乗せてきたら、掌を開きおやつを与えて褒める。
  3. 1〜2と同じことを「お手」の言葉を発しながら行う。
  4. 3までを何度か繰り返し、愛犬が慣れてきたら、おやつを持たずに手のひらを広げた状態で「お手」と声を掛ける。
  5. 成功したら、おやつを与えて褒める

 

以上を繰り返すことで、「お手」を覚えさせることができます。

おやつを使うトレーニングなので、カロリーオーバーにならないように注意します。

 

お気に入りのおやつを小さくカットしたり、トレーニング用の小粒で低カロリーに作られたものを用意するようにしましょう。

難易度が高くなく、おやつがもらえる「お手」を通して、愛犬には「飼い主さんとトレーニングするのって楽しいな!トレーニング大好き!」と覚えてもらいましょう。

「お手」を嫌がる場合の対処法は?

 

子犬にとって、足は大切な部分です。

飼い主さんに触られるのを嫌がる場合もあるでしょう。

 

そんな場合には、前述した通り【優先順位の高いしつけ】である、〝ボディコントロール〟が不十分だと言えます。

〝ボディコントロール〟とは

人に触られることに慣れさせる「ボディコントロール」は非常に重要なしつけのひとつです。

早い段階で触られることに慣れておかないと、爪切りや歯磨き、シャンプー、トリミングなどの愛犬のお手入れさえも苦戦することになります。

 

それでは「お手」を嫌がるのも仕方がありません。

子犬を優しく抱き抱え、顔周りは優しく包み込むようにします。

 

耳からマズル、首までを優しく触り、尻尾まで毛流れに沿って優しく撫で下ろします。

耳掃除や歯磨き、排泄後の肛門まわりの拭き上げなど、子犬時期から欠かせないお手入れをしながら、慣れさせていきます。

 

身体中のどこでも嫌がらずに触らせてくれるようになったら完璧です。

足を触ったりしても嫌がる様子がなくなれば、「お手」のトレーニングを再開してみましょう。

嫌がる場合には無理強いしない

〝ボディコントロール〟はもちろん大切なことですが、「お手」自体はできなくても焦ることはありません。

できないからといって叱るのはやめましょう。

 

成犬になってから覚える子もたくさんいます。

嫌がる場合には無理強いしないようにしましょう。

まとめ

 

「お手」と声を掛けて、飼い主さんが手を出せば愛犬がちょこんと前足をのせてくれる様子は何とも言えない可愛いさがありますよね。

「お手」は飼い主さんと愛犬がコミュニケーションを楽しむのにはぴったりです。スキンシップの一種と考えても良いかもしれません。

 

必ず覚える必要があるものではないので、焦らず楽しくトレーニングしてみて下さいね♪

 

 

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