小さな子犬の時期の食事はとても重要です。

特に生後2ヶ月・3ヶ月頃の子犬は成長のスピードが速く、愛犬には成長に必要な栄養素をご飯から摂取してもらわないといけません。

 

しかしながら「迎えたばかりの子犬がご飯を食べない!」とお悩みの飼い主さんは多いようですね。

ただでさえ体調が不安定になりやすいと言われている時期なのに、健康のバロメーターである食欲が見られないというのは心配になるものです。

 

今回は「生後2ヶ月・3ヶ月の子犬がご飯を食べない!」「子犬が餌を残す」という場合の対処法がテーマです。

飼い主さんは正しい対処法を理解して、愛犬の健康をサポートしてあげて下さいね!

 

生後2ヶ月・3ヶ月の子犬がご飯を食べないで残す時の対処法!

 

子犬の体重は、生後3ヶ月頃には成犬時の体重の約2分の1にまで成長します。

そのため子犬は、成犬に比べ、約2倍のたんぱく質を食事から摂取しないといけません。

 

身体は大きくなろうとしているのに、栄養不足になってしまうと、もちろん成長や体調にも影響が出ます。

ですので、多くのドッグフードは「幼犬用・成犬用・高齢犬用」の年齢別に分けられていますが、幼犬用には栄養素やカロリーがたっぷり含まれているんですね。

 

つまり、生後2ヶ月・3ヶ月の成長期にはしっかりと食べさせることが重要!

ではその時期に子犬がご飯を食べない、いつもの残す場合はどのようにすれば良いのでしょうか。

 

子犬がご飯を食べない!餌を残す…その理由とは?

 

成長期にはご飯をしっかりと食べてもらわないと困りますよね。

身体の成長に伴い、エネルギーをどんどん消費しているはずの子犬。

 

「餌を残すなんて病気かしら?どこか悪いのでは…!?」と心配になりますよね。

しかし、子犬が餌を食べないというのは、必ずしも病気が原因とは限りません。

 

食欲不振以外の症状が見られる場合には、迷わず獣医師に相談すべきですが、実はストレスなどの精神的な理由が大きく関わっている場合がほとんどです。

消化吸収を促進するのは副交感神経ですが、ストレスが溜まり、交感神経が過剰に刺激されると、副交感神経は抑制されてしまいます。

 

子犬の身体は食べても消化吸収されにくい状態になっているわけです。

ストレスが溜まれば、当然食欲が湧くはずもありません。

 

では、一体どのようなストレスがご飯を食べない原因となっているのでしょうか。

環境の変化への戸惑い

引っ越しや転職など、環境の変化に伴いストレスを感じたという経験はないでしょうか?

新しい環境に馴染むことは人間にとっても大変なことですよね。

 

子犬にとっても同様のことが言えます。

事情もわからないままに急に連れて来られた場所には知らない人間がいます。そして今までとは違うにおいに囲まれるのです。

 

きっと緊張の連続に違いありません。

 

【対処法】

子犬が過ごすスペースは、できるだけ静かな場所を選びましょう。

テレビやスピーカーのあるリビングを子犬のスペースに選ぶ方も多いと思いますが、子犬が慣れるまでは、静かに落ち着いて過ごせるような工夫が必要かもしれません。

 

ケージやサークルに布をかけて暗くしたり音を遮ってあげるのがおすすめです。

また、愛犬が気に入った毛布やタオルなどをそばに置いてあげるとリラックスしやすいと思います。

 

可能であれば、ブリーダーさんやペットショップで使用していたものと同じか似たような材質や形状のものを探してみましょう。

可愛いがりすぎて疲れているかも?

迎えたばかりの子犬は可愛くて、ついつい頻繁に抱っこしたり声をかけてしまったりしていませんか?

愛犬の方は、まだ馴染んでいない飼い主さんとのコミュニケーションに戸惑っているかもしれません。

 

頻繁に撫で回され、聞き慣れない声で話しかけられ続けたら、子犬も疲れてしまいます。

体力のない小さな子犬の時期には休息も大切です。

 

環境に慣れて、もう少し成長して体力がつくまでは〝そっと見守る〟姿勢で愛情を注いであげましょう。

 

【対処法】

遊ぶ時間やかまってあげる時間に区切りをつけるようにします。

トイレができたら褒める、ご飯を食べたら褒める、マッサージを〇〇分する、などコミュニケーションのタイミングと時間をある程度決めます。

 

それ以外の時間は「子犬は寝るのが仕事」と割り切って、怪我や異常がないかに気をつけて見守るだけにしましょう。

食べる場所に怖いものがある

子犬がご飯を食べる環境を見直してみましょう。

大きな物音が響いてくる(テレビやスピーカーなど)場所、先住犬や小さなお子さんのいる場所、玄関の近くなどを愛犬の食事スペースにしているということはないでしょうか。

 

犬は人間に比べて聴力が敏感なので、大きな物音は苦手です。

サイレンの音や雷の音が苦手な子も多いですよね。

 

まだまだ経験値の少ない子犬であれば尚更でしょう。

恐怖を感じながらでは、食欲が湧かず、餌を残してしまうのも当然かもしれません。

 

また、先住犬や小さなお子さんがいる場合、新しく家族になった子犬に興味津々で近寄って来てしまうことがあると思います。

それでは落ち着いてご飯を食べられる環境とは言えないですよね。

 

人間の私たちにとっては些細に思えるようなことでも、ストレスを感じてしまうのが子犬なのです。

 

【対処法】

子犬がご飯を食べる場所は、静かで落ち着ける環境にしてあげましょう。

テレビやスピーカーの近くなら音量は下げる、窓の近くならカーテンを引く、など簡単にできることがたくさんありますね。

 

先住犬や小さなお子さんがいる場合には、しばらくの間は子犬の居住スペースを分けてあげるのが理想的です。

餌にひと工夫してみよう!

 

ペットショップやブリーダーさんの元から迎えた子犬の場合には、引き続き同じ餌を使うのが理想的です。

新しい環境に来たばかりの子犬です。食べるものまで変わってしまったら戸惑うのも当然です。

 

できれば子犬を迎える前に確認をしておきましょう。

現在与えている餌にお湯をかけてふやかすのもおすすめです。

 

お湯をかけるとフードがふやけて柔らかくなり、香りも強くなります。

嗅覚が敏感な為、香りの強いものには興味を示すはずです。食いつきが良くなるかもしれません。

 

また、餌にトッピングをするのも手です。

トッピングには肉や魚を粉末状にしたふりかけ、犬用ミルクなどがあります。

 

良い香りが加わって、食いつきが良くなるかもしれません。

子犬の体質に合わない場合もあるので、獣医師に相談しながら色々と試してみましょう。

まとめ

生後2ヶ月・3ヶ月の子犬が食欲をなくして餌を食べなくなってしまうのは、実はよくあることです。

その多くは慣れない環境の中でのあらゆるストレスに由来します。

 

まずは焦らずに愛犬の様子を観察することが大切です。その上で子犬のストレスになっている原因に対処してみましょう♪

餌に工夫をしてみるのもおすすめです。愛犬の食いつきが良くなるかもしれません。

 

是非試してみて下さいね!

 

 

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