子犬を飼い始めると、最初は慣れないお世話やしつけでいっぱいいっぱい!なんていう飼い主さんも多いでしょう。
子犬の一日のスケジュール・過ごし方など考える余裕がなく、必要な睡眠時間や運動量についても気にすることなく毎日が過ぎてしまうかもしれません。
しかし、子犬にとっての理想的な睡眠時間や運動量は飼い主さんが的確にコントロールしてあげる必要があります。
では、大切な愛犬に、より健康的に過ごしてもらう為の一日のスケジュール・過ごし方とはどのようなものなのでしょうか。
子犬の一日のスケジュールと過ごし方!睡眠時間や運動量は人間に合わせてしまう場合が多い
子犬の場合は、室内で飼っている方がほとんどだと思います。
犬という生き物は、いつも飼い主さんの動向を気にする傾向にあり、自然と飼い主さんの生活習慣に合わてしまうことが多いようです。
しかしながら、子犬の時期にはたくさんの睡眠が必要です。
もし飼い主さんの睡眠時間=子犬の睡眠時間だとしたら、子犬にとって理想的な過ごし方とは言えないでしょう。
子犬の一日のスケジュールにたっぷりの睡眠を
子犬は、人間よりも長い時間の睡眠を必要とします。
理想的な睡眠時間は16~20時間程度。つまりは、1日のほとんどを寝て過ごすのが理想的と言えます。
育ち盛りの小さな子犬の時期は、より多くの睡眠が必要なのです。
この時期に睡眠不足になってしまうと、免疫力の低い身体の弱い犬に育ってしまいます。
それだけでなく、問題行動の多い犬になってしまうという事実は見過ごせません。
睡眠は、身体のあらゆる組織の成長の為に欠かせないものなのです。
ただでさえ体調が不安定になりがちな子犬は、身体を休め、質の良い睡眠を摂ることで、免疫をつけていきます。
愛犬に健康に過ごしてもらうためにも、飼い主さんが、愛犬の生活リズムを整える努力をしてあげましょう。
子犬の快適な睡眠時間を取るためにできること
子犬に落ち着いて眠ってもらうために、静かで落ち着いた場所に寝床を作ってあげましょう。
毛布やタオルなど、ぬくもりを感じられるようなものがあれば、子犬は安心できます。
ゲージやクレートに光を遮る布をかけて暗くしてあげるのもおすすめです。
脳が興奮状態にあると子犬はなかなか眠ってくれない場合があります。
軽い運動や遊びの後は、スキンシップを兼ねてマッサージをしてあげると良いでしょう。
リラックス効果があり、愛犬は自然と眠くなるはずです。
子犬にとって理想的な一日の運動量・過ごし方は?
子犬のうちはまだ上手にお散歩ができない場合もあるでしょう。
しかしながら、犬にとって毎日のお散歩は欠かせないものです。
怖がって歩かないという場合にも、飼い主さんが抱っこして歩いてあげましょう。
理想的なお散歩スケジュールの目安
- 超小型犬→15分×2回
- 小型犬→30分~1時間×2回
- 中型犬→1~2時間×2回
- 大型犬→1~2時間×2回
朝1回、夕方に1回が理想的です。
しかしながら、季節や気温、飼い主さんの生活リズムによっては難しい場合もあると思います。
室内でのボール遊び、引っ張り合いっこ遊びなどを効果的に取り入れ、愛犬が運動不足にならないように工夫をしてみましょう。
特に運動量が必要な犬種や大型犬の場合には、普段のお散歩でもドッグランでの遊びやボール遊びを効果的に取り入れるのがおすすめです。
上記のお散歩時間については、あくまでも目安に過ぎません。
運動不足になっている場合には、問題行動が見られたり、成犬になってからの肥満が心配です。
心当たりがある場合には、お散歩の時間を増やしたり、距離を増やすなどの調整が必要です。
お散歩や室内運動のタイミングはご飯の前?後?その運動量は?
お散歩や室内運動はご飯の前が理想的です。
ご飯を食べた後の運動は、胃捻転を引き起こす可能性があります。
食後に重くなった胃が腸に引っかかり捻れてしまう胃捻転は、愛犬の一刻を争う危険な状態です。
大型犬の場合には特に注意が必要です。
ご飯を消化するまでには3時間ほどかかります。
運動するタイミングには気をつけましょう。
まとめ
飼い主さんのことが大好きな愛犬は、自然と飼い主さんの生活習慣に合わせてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、「うちの子、あまり寝ていない気がする」「問題行動が多い気がする」「お散歩は大変だから1回だけ」という飼い主さんは要注意です。
今回ご紹介した内容を参考に、愛犬の毎日の過ごし方について見直してみて下さい。
愛犬には心身共に健やかな身体を作り、毎日を元気いっぱいに過ごしてもらいたいですよね!
より良い睡眠環境を整え、適切な運動量を与えることは、飼い主さんの重要な務めです。
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