愛らしい顔立ちと、小さくて扱いやすいということで人気のチワワ。
大きな瞳でみつめられ、飼い主さんが一目惚れをしたことをきっかけに飼うことになった、なんていう方も多いのではないでしょうか。
そんな可愛らしい見た目のチワワですが、「飼い始めたら意外と大変」「噛み癖がひどくて傷が絶えない」「無駄吠えがひどくてノイローゼになりそう」とお悩みの飼い主さんが意外と多いようです。
そもそも賢いはずのチワワですが、しつけは難しいのでしょうか。
今回は、生後2ヶ月、3ヶ月のチワワの噛み癖・無駄吠えの治し方についてご紹介します。
チワワの子犬をこれから迎える方、チワワを迎えたばかりの飼い主さんは是非参考になさって下さいね!
チワワのしつけは難しい?
チワワは小さいながらも、賢く学習能力の高い犬種です。
その賢さ故に少々神経質な気質でもあります。
飼い主さん以外の人や他の犬、見知らぬ場所は苦手です。その恐怖心や不安を、攻撃的に表現してしまうことがあります。
しかし、噛み癖や無駄吠えは、小さな子犬の頃にしっかりとしつけをしておくことで軽減することが可能なのです。
チワワのしつけが難しいと言われてしまうのは、小さな子犬の頃のしつけや、飼い主さんとの信頼関係の構築が不十分なまま成犬になってしまったことが原因です。
チワワは成犬になると、その賢さゆえに、飼い主さんとの信頼関係が築けていない場合には「何で今までと違うことをやらせようとするの?飼い主さんの言うことなんて別にききたくない!」という感じで、しつけをし直すことは困難になってしまいます。
チワワは小さな子犬の時期にしつけを始めることが肝心なのです。
生後2ヶ月・3ヶ月頃は特に重要な時期なので、このタイミングを逃さないようにしましょう。
チワワのしつけは難しい?生後2ヶ月・3ヶ月の噛み癖の治し方!
甘噛みには寛容にならないことが重要
「噛まれても痛くないから大丈夫」と小さな子犬の甘噛みには寛容になってしまう飼い主さんもいるようですが、噛み癖は早めにしつけをした方が良いでしょう。
特にチワワの場合には、小さな身体の小さな歯で噛まれても可愛いばかりで、全く問題視しない飼い主さんが多いようです。
しかしながら、気の強いチワワの場合、成犬になっても噛み癖が残ってしまうと、何か主張したり、嫌なことがある度に噛んで表現してしまう可能性があります。
「まだ子犬だから」と許してしまうと、習慣化してしまうこともありますし、成犬になってからも噛み癖が残ってしまったらどうでしょう?
取り返しのつかない結果を招いてしまうこともあり得ますよね。
生後2ヶ月・3ヶ月の幼い時期だからこそ、徹底的に対策をする必要があるのです。
噛み癖を直すには無視をするのが効果的
甘噛みのしつけには「反応しない」「無視をする」ということが効果的です。
特にチワワの場合、飼い主さんには絶対的な愛情を注ぐ傾向がありますので、無視をするという方法は堪えるはずです。
遊んでいる最中に、少しでも手を噛まれたり歯が当たったら、遊びを中断します。
おもちゃを使って遊んでいる場合には、速やかに取り上げます。そして、動かずに無視をしましょう。
「え〜!?どうしたの?もっと遊ぼうよ」と甘える仕草でじゃれついてくると思いますが、しばらくの間は無視を続けて下さい。
子犬が落ち着いたら、興奮させない程度に優しく褒めましょう。
賢くプライドの高いチワワの場合、「褒めて伸ばす」方法は効果的です。
飼い主さんの愛情が伝わるように褒めてあげると良いですね!
その後遊びを再開します。また甘噛みをされたら、無視をして落ち着くまで待ちましょう。
楽しく遊んでいたはずなのに、急に中断されたら愛犬は悲しくなります。
そして段々と「甘噛みをしたり歯を当てると遊びが終わっちゃって悲しいな」と理解してくれるようになるのです。
チワワのしつけは難しい?生後2ヶ月・3ヶ月の無駄吠えの治し方!
無駄吠えに繋がる甘え鳴きに寛容にならないようにする
子犬の甘え鳴き、可愛いですよね。
「キュンキュン」という悲しそうな声には切なくなって、飼い主さんもたまらず抱き上げて撫でてあげたくなるでしょう。
しかしながら、チワワの場合には、飼い主さんは甘え鳴きにもできる限り応じないようにすることで、無駄吠えを防げるようになります。
「甘え鳴きは可愛い」と感じる飼い主さんは多いようですが、残念ながら甘え鳴きはしつけをしない限り続いてしまいます。
そして甘え鳴きに寛容になり続ければ、必ず無駄吠えに繋がってしまいます。
飼い主さんは、早い段階でしつけを始める必要があるでしょう。
ずっと許されてきたことを後から子犬に理解させようとしても、混乱してしまいます。
特に学習能力の高いチワワの場合には、尚更混乱してしまい、飼い主さんへの信頼を失ってしまう可能性さえあるのです。
生後2ヶ月・3ヶ月の無駄吠えの直し方
効果的なのは、やはり無視をすることです。
小さな子犬の鳴き声を無視するのは飼い主さんにとっては心苦しいと思いますが、抱き上げたい気持ちをぐっと堪えて下さい。
鳴き声が落ち着くまでは反応しないようにしましょう。
飼い主さんが根負けしてしまうと、賢いチワワの場合、「鳴き続けていれば飼い主さんが言う通りにしてくれる」とあっという間に学習してしまうのです。
鳴き声が聞こえてきたら、ゲージにバスタオルなどの大きな布をかぶせ、子犬を落ち着かせるのもおすすめです。
飼い主さんは中の様子が見えなくなって心配になるかもしれませんが、犬は狭くて暗い静かな場所では落ち着いて過ごすことができるものなのです。
しばらく様子を見て鳴き声がしなくなったら、寝ているということもあるでしょう。
起きていて鳴くのをやめていたという場合には、興奮させない程度に褒めてあげましょう。
まとめ
「小さくて可愛いけれど、しつけが難しい犬種」と言われてしまうこともあるチワワ。
しかしながら、小さな子犬のうちにきちんとしつけをすることで、チワワは必ず飼い主さんにとって頼もしいパートナーになってくれるはずです!
今回ご紹介したチワワならではの気質に注意しながら、飼い主さんは楽しく気長にしつけに臨んで下さいね♪
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