「普段は可愛いんだけど、噛み癖があったり、唸ったりしてちょっと怖い…。しつけでどうにかならないのかな。」
このように、愛犬に噛まれたり、唸られたことはないでしょうか?
「我が子のように可愛がってきたのに…」とショックを受ける飼い主さんも少なくありません。
生後3ヶ月、4ヶ月頃の子犬に噛まれてもそんなに痛くはないですし、唸られてもあまり恐怖は感じないでしょう。
しかしながら、「このまま大きくなって、人を悪気なく噛む犬に育ってしまったらどうしよう」と心配になってしまいますよね。
子犬の噛み癖を直すためのしつけは、トイレトレーニングと同じくらい時間と根気が必要になります。
しかし、ちゃんとしつけをすれば治りますので、大丈夫ですよ。
ということで今回は3ヶ月、4ヶ月の子犬が噛む・唸る場合どうすればいいのか、子犬の噛み癖のしつけ方法についてお話していきますので、じっくり読んでみてください。
子犬の生後3〜4ヶ月頃までは社会化期
生後3〜4ヶ月頃までは子犬にとっての「社会化期」と言われています。
本来であれば母犬や兄弟犬と過ごし、じゃれ合ったり喧嘩をしながら社会性を身につけていく重要な時期ですね。
しかしながら、ペットショップなどから迎える子犬の多くは生後2カ月ほどで家族から引き離されてしまいます。
兄弟喧嘩の中で噛む時の力加減などを学んでいくべきはずが、その機会を奪われてしまうことになるのです。
子犬にとっては、新しい家族は飼い主さんですよね。
その結果飼い主さん相手にじゃれついたつもりが、ガブリと噛んでしまったり唸ったりするというわけです。
生後3ヶ月・4ヶ月〜は歯牙脱換期
子犬は生後4ヶ月くらいになると、乳歯が抜け落ち始め、乳歯が永久歯に生え替わっていきます。
大体8ヶ月位までには生え替わることがほとんどですが、この時期を歯牙脱換期と言われていますね。
この歯牙脱換期は、歯茎がムズムズと痒くなったりするのです。
そのムズムズを何とか抑えようと、色々な物や人を噛みたくなってしまうということですね。
歯牙脱換期を過ぎると、嘘みたいに噛み癖がなくなる子犬も多いようですので、噛み癖もなくなることが多いですよ。
子犬の噛み癖や唸り癖のしつけでこんな対応はダメ!
- びっくりして大きな声を出してしまう
- 怒ったふりをして厳しく叱る
愛犬に噛まれたり唸られた時に、こういった行動に心当たりはないでしょうか。
しかし、どちらの対応も噛み癖を直す為のしつけには良くありません。
飼い主さんが反応をしてしまうと、子犬は「喜んでいるのかな?楽しいな♪一緒に遊んでくれるの?」と勘違いをしてしまうんですね。
子犬は飼い主さんにかまってもらいたい一心で、さらに噛むという行動を増やすようになってしまうでしょう。
噛み癖は早めにしつけをしましょう!
「噛まれても痛くないから大丈夫」と寛容になってしまう飼い主さんもいるようですが、噛み癖は早めにしつけをした方が良いでしょう。
というのも、「まだ子犬だから」と許してしまうと、習慣化してしまうからですね。
成犬になってからも噛み癖が残ってしまったらどうでしょう?
取り返しのつかない結果を招いてしまうこともあり得ますよね。
また、成犬になってからのしつけ直しは大変な苦労を伴います。プロの手を借りなければ難しいケースも。
子犬の時期だからこそ、徹底的に対策をする必要があるでしょう。
子犬の噛み癖を直すしつけ方法は?
飼い主を噛んだり唸ったりするのは、遊んでいる最中であることがほとんどですよね。
遊んでいて少しでも手を噛まれたり歯が当たったら、遊びを中断しましょう。
唸られた場合にも同様にします。
おもちゃを使って遊んでいる場合には、速やかに取り上げてしまいましょう。
そして、子犬とは目を合わせないようにして、動かずに無視をしましょう。
「え〜!?どうしたの?もっと遊ぼうよ」と甘える仕草でじゃれついてくると思いますが、飼い主さんは我慢して、しばらくの間は無視を続けてみてください。
子犬が落ち着いたら、興奮させない程度に優しく褒めてあげて、それから遊びを再開します。
また噛まれたり唸られたりしたら、無視をして落ち着くまで待つ、これを徹底しましょう。
遊びの最中にも、興奮させ過ぎないように注意してあげると良いかもしれませんね。
飼い主さんと楽しく遊んでいたはずなのに、急に中断されたら子犬は悲しくなります。
じゃれついて甘えようとしても飼い主さんからは反応がありません。
そして段々と「噛んだり唸ると遊びが終わっちゃって悲しいな」と理解してくれるようになるのです。
まとめ
可愛い愛犬と遊んでいる最中に無視をするのは心が痛むかも知れませんが、愛犬の将来を考え、飼い主さんも強い意志を持ってしつけに臨みましょう。
成犬になってから噛み癖を直すのは大変です。
子犬の時期に徹底的に対策をしておきましょう。
しつけするときには、怒ったり大声を出すのではなく、そのくせをすると構ってくれないということを覚えさせるためにも無視をしてしつけるといいですね。
【 ↓ クリックで応援よろしくお願いします!】