盲導犬、セラピー犬、災害救助犬としても活躍するラブラドール。

多くの方が「賢く人に従順な犬種」というイメージを持たれているのではないでしょうか。

 

しかしながら、実際にラブラドールの子犬を迎えてみたら「イメージと違った!」「本当に賢い犬種!?」という飼い主さんは少なくないようです。

今回は、ラブラドールの子犬のしつけ方法やしつけのコツについて完全解説します!

 

大型犬の場合、飛びつきや噛むのを子犬のうちにやめさせるようにしつけなければ、大怪我に繋がることもありますよね。

これからラブラドールを迎えたいと思っている方も、ラブラドールの子犬を迎えたばかりという方も、ぜひ参考にして下さいね!

 

ラブラドールの子犬のしつけ方法は?飛びつきや噛むのをやめさせるコツとは?

 

一般的に、ラブラドールは賢く人間に従順な犬種として知られていますよね。

しかしながら、多くの飼い主さんが実際にラブラドールの子犬を迎えると「イメージと違う!」「本当に賢い犬種なの!?」と戸惑ってしまうようなのです。

 

それは何故なのでしょうか。

大型犬ならではの飛びつきや噛むのをやめさせるコツは、その気質を知ってしつけをすることです。

 

まずはラブラドールならではの気質を理解していきましょう。

ラブラドールの気質

ラブラドールは賢くフレンドリーで、愛情深い性格をしています。

また、穏やかで攻撃性の少ない温厚な性格であるという点においては、しつけのしやすい犬種と言えるでしょう。

 

しかしながら子犬時期においては、やんちゃで活発、好奇心旺盛なことから、飼い主さんを困らせてしまうことも。

愛情深く人間が大好きなラブラドールは、初対面の人にでも愛情たっぷりに勢い良く飛びついてしまうことがあります。

 

ラブラドールの場合、身体が大きくならない子犬のうちにしっかりとしつけをしておくことが重要でしょう。

ラブラドールのしつけのコツとは?

 

愛情深い性格のラブラドールは、少しでも飼い主さんに構ってもらいたくて、色々ないたずらを仕掛けては飼い主さんの気を引こうとします。

しかしながら、ラブラドールの子犬の場合、「ダメでしょっ!」などと叱られることさえも、飼い主さんに構われて嬉しいと勘違いしてしまう場合が多いようです。

 

「じゃあもっと強く叱るべき?」「上下関係をはっきりさせるために叩いてでもわからせるべき?」そう思う飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

古い時代の犬のしつけ本などには「上下関係」「服従」のような言葉をキーワードに書かれていたと思います。

 

特に大型犬の飛びつきや噛むのをやめさせるには、厳しくしないといけないと思っている方も多いと思います。

しかし現代では、それらが誤った教育法であるということが広く認知されるようになりました。

 

飼い主さんと愛犬に必要なのは「上下関係」や「服従」ではなく、「強い信頼関係」です。

特に愛情深いラブラドールの場合には、信頼関係を築き上げていくことこそが、しつけのコツになります。

 

飼い主さんにかまってほしくて、愛情表現をしている子犬。それを厳しく叱られてしまうと、子犬は理由を理解できないばかりか、飼い主さんとの信頼関係を築けなくなっていきます。

 

くれぐれも厳しく叱ったりしないであげて下さいね。

ラブラドールの子犬のしつけは「褒めて伸ばす」

ラブラドールの子犬のしつけの際に、忘れてはならないのは「褒めて伸ばす」ということです。

アイコンタクト、トイレの成功、偶然できた「おすわり」の姿勢。些細なことであっても、褒めるタイミングを逃さないようにしましょう。

 

また、愛犬に失敗させない環境作りを飼い主さんが意識することも重要です。

いたずらをされたら困るようなものもできるだけ置かないようにしましょう。

 

例えば、トイレトレーニングの際には、愛犬が用を足すタイミングを逃さないように気を付けたり、間違って用を足してしまいそうなマットなどを置かないなどの工夫をします。

可能性のある場所にはトイレシーツを敷きつめておくのも良いでしょう。

 

そして、毎回トイレシーツの上で用を足すたびに十分に褒めるようにします。

ラブラドールの子犬しつけ!飛びつき・噛みのをやめさせるコツは?

 

実は ラブラドールの子犬にとっては、飛びつきも噛み癖も愛情表現である場合がほとんどです。

しかしながら、「愛情表現だったのなら安心」というわけにもいきませんね。

 

今は〝子犬の可愛いじゃれつき〟〝子犬の可愛い甘噛み〟に感じられるかもしれませんが、愛犬の身体が身体が大きくなれば飛びつかれた飼い主さんは転倒してしまうでしょう。

また、甘噛みとは言え噛む力も強くなっていきます。

 

成犬になってもなかなか噛み癖が直らずに、ガブッとやられたら大怪我に繋がります。

もしこれを小さなこども相手にやってしまったら…!と想像すると恐ろしいですよね。

 

噛み癖は、小さな子犬のうちに直しておきましょう。

では、噛み癖をなくすためにはどうしたらよいのでしょうか?

愛犬に「痛い」とわかってもらう

飛びつかれたら危ない、噛まれたら痛いということを、表情や声でアピールしましょう。

「痛いじゃないっ!ダメでしょっ!」などと叱っても愛犬には伝わりません。

 

甲高い声で興奮して叱ると、愛犬は余計に興奮して更に飛びついてくるかもしれません。

愛情深いラブラドールの場合、飼い主さんが大きな声を出して喜んでいると勘違いして嬉しくなってしまう可能性もあります。

 

愛犬には「大好きな飼い主さんを傷つけてしまった、苦しめてしまった」と思ってもらう必要があります。

犬が噛まれた時のようにキャン!と大声を出し、痛そうな顔をしてうずくまります。子犬が飛びつく度にやってみてくださいね。

 

繰り返すうちに「飛びついたり噛んだりすると、飼い主さんを傷つけてしまう」と学習してくれるはずです。

心優しいラブラドールなら、きっとすぐに理解してくれるはずです。

欲求不満にさせない

噛み癖は愛情表現のひとつではありますが、もっとかまってもらいたいという寂しさから甘噛みをしてしまうというケースもあります。

心当たりのある飼い主さんは、愛犬とのコミュニケーションについてもう一度見直す必要があるかもしれませんね。

 

短時間でも愛犬とのスキンシップは大切です。

また、こまめにアイコンタクトを取るようにして、愛犬の名前を呼びながら「お利口だね」「大好きだよ」「ありがとう」などと声をかけてあげるとよいでしょう。

 

活発で運動好きのラブラドールにとって、運動は必要不可欠なものです。

お散歩や遊びが不足してしまうと、ストレス発散の為に噛むという行動が増えてしまうこともあります。

 

飼い主さんは十分な運動をさせてあげることを心掛けてあげるようにしましょう。

ドッグランや、ボールなどを使った遊びは運動量が必要なラブラドールには最適です。普段の生活の中にうまく取り入れてみて下さいね!

まとめ

 

ラブラドールは、賢くフレンドリーでしつけのしやすい犬種です。

しかしながら、子犬の時期のやんちゃっぷりに飼い主さんがしつけを諦めてしまうと、将来大変なことになってしまうことも。

 

大型犬種のしつけを成犬になってから取り組むのは、飼い主さんにとっても大きな労力が必要になってしまいます。

小さな子犬の時期のしつけは非常に重要なのです。

 

今回ご紹介したように、「褒めてのばす」しつけを心掛けてトレーニングに励んで下さいね♪

 

 

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