「せっかく子犬を飼い始めたのになかなか懐いてくれない。懐いてもらうためにはどうすればいいんだろう。」
子犬といえば「名前を呼ぶとダッシュでこちらまで走ってくる」または「嬉しそうな表情をして大きく尻尾を振ってくれる」というイメージがありますよね。
そんな愛らしい姿を見せられては、こちら側もなおさら可愛く思えてしまうもの。
しかし、絶対に「子犬=なつく」というわけではなく、何か理由がありあまり飼い主さんと接したがらないこともあるのも事実です。
せっかく飼い始めたのに、なついてくれないなんて悲しいですよね。
そのため、今回は子犬がなつかない原因と対策はもちろん、なつくまでの期間を徹底解説していきますので、じっくり読んでみてください。
うちの子犬がなついてくれない!その理由となつかせる方法とは?
友達や職場の人が飼っている子犬は、凄く甘えたり、嬉しそうにしているのに、自分の飼っている子はなぜかなついてくれない…。
このようなケースでは、もしかしたら気が付かないうちに、子犬にとって苦手と思ってしまう行動をとってしまっている可能性があります。
例えば、下記の通りですね。
- まだ家に慣れていない頃に構いすぎた
- 声のトーンや動きが苦手
- 本来の性格によるもの
- しつけ方法が原因のことも
では、1つずつなつかない原因と対策についてじっくりみていきましょう。
まだ家に慣れていない頃に構いすぎた
新しい家に来たばかりの頃は子犬は不安な気持ちでいっぱい。
「自分は今、どんな状況に置かれているのか」「周りの人達は自分にとって安心できる人なのだろうか」など必死で状況を探っているんですね。。
ですので、子犬からこちらに興味を示し、寄ってきた場合にはあなたの手をそっと差し出してかがせてあげたり、優しく話しかけたりすることは大切なことです。
しかし、頭や体を撫で回したり、いきなり抱っこをしたりなどをしてしまうと、子犬は恐怖を覚えてしまい、なつきにくくなってしまいます。
私達人間も、いきなり周りに誰も知っている人がいない、そして全く知らない場所に連れてこられたりしたら、とっても不安な気持ちになりますよね。
まだ慣れていない時期の子犬はまさしくそのような感情でいっぱいなのです。
ですので、可愛くて触りたいという気持ちは、今後の子犬との仲のためにもぐっと抑えて、温かい目で見守ってあげましょう。
声のトーンや動きが苦手
子犬にとってなつきやすい態度の人となつきにくい態度の人がいます。
もしかしたら、飼い主さんは心から子犬を可愛がっていても、子犬にとっては苦手な行動をしていた場合には、あまりなつかない子になってしまうことも。
例えば、高い声に対しては飼い主さんが「喜んでいる」「嬉しい」と感じていると判断します。
しかし低い声の場合は「怒っているのかな?」と思ってしまうことが少なくありません。
仕事や家事の後に子犬と接する時に、疲れて無意識にいつもより声のトーンが下がっていたりするかも?と感じた場合は、意識的にトーンを上げて話しかけてみましょう。
また、犬は動きにも敏感です。
よくある失敗なのですが、大きな身振りで何事に対してもオーバーリアクションで犬に接しているということはありませんか?
もちろん、褒める時はオーバーリアクション気味の方が子犬に伝わりやすいこともあるので、一概にそれが間違いというわけではありません。
ただずっとそのテンションでいた場合、犬にとって飼い主さんは一緒にいて落ち着けない人と判断されてしまい、距離を置かれてしまうことがあります。
この場合の対処法は非常にシンプル。
急に動いたりせずに、ゆっくりと落ち着いた態度で接してあげましょう。
しかし、だからといってあまりにもローテンションだと、逆に「機嫌が悪いのかな?」と勘違いしてしまうことがあるので気をつけましょうね。
子犬本来の性格によるもの
家に帰れば尻尾も振ってくれるし、名前を呼べば嬉しそうにこちらには来るけど、他の子のようにベタベタはしてくれない。
このようなケースでは、その子本来の個性によるものかもしれません。
トイプードルなどの愛玩犬は甘えん坊な子が多いですが、柴犬や秋田県などは自立心が強い傾向にあるので、ある程度の距離感を保っている方が心地よく感じる場合もあります。
ただし、その子の性格がありますので、トイプードルなどの愛玩犬だから絶対に甘えん坊!というわけでもありません。
柴犬や秋田犬のようなクールな性格の犬種だから絶対に甘えない!というわけでもないんですよね。
中にはクールな性格のチワワもいますし、人間大好き!な甘えん坊の性格の柴犬もいますので、あくまで参考程度に捉えてみてください。
しつけ方法が原因のことも
しつけ方法が日によって違っている場合、子犬は戸惑ってしまい、飼い主さんと距離を置きたがることがあります。
例えば、「昨日は◯◯をしたら叱ったけど、今日を◯◯しても叱らなかった」といったことをしてしまうと子犬は混乱してしまうでしょう。
ですので、必ずしつけは統一するように気をつけてみてください。
また家族によってしつけ方法が異なる場合にも子犬は困ってしまいますので、一度、家族間でしつけ方法について話し合ってみるのもいいですね。
また、「叱るだけ」「お説教が長すぎる」などの場合もなつかない傾向にあります。
「この人はいつも叱ってばかりで一緒にいても落ち着かないし楽しくない」「ずっと嫌そうな態度で接してくるから関わりたくない」と思われてしまうからですね。
もちろん、叱るのもしつけには必要ですが、叱るだけでなく、子犬がいいことをした場合には心から褒めてあげましょう。
長い間お説教をし続けても、残念ながら子犬の心には響きませんし、距離を置かれる原因にもなってしまいますからね。
叱る場合は低い声で「ダメ」や「NO」などの短い言葉で伝えましょう。
その方が実は子犬にも伝わりやすいのですよ。
結局、子犬はどのくらいの期間でなつくの?
子犬がどのくらいの期間でなつくようになるのか、明確な答えは残念ながらありません。
しかし、犬はずっと遥か昔から人間と共存してきた生き物であり、常に私達のことを見てくれていますし、理解しようとしてくれています。
あなた自身がが変われば、犬もまた変わってくれる優しい心を持っているんですよね。
ですので、先ほど挙げた原因の中から当てはまっているものを改善していき、子犬にとってもストレスなく、楽しく毎日を送れる環境を整えてあげましょう。
その子の性格によっては時間がかかってしまうこともあるかもしれませんが、焦ることなく長い目で見守ってあげることが大切。
きっと子犬からも歩み寄ってくれるようになりますよ。
まとめ
子犬のことを大切に思っているけれど、なかなか上手くいかず思い悩んでいる方は少なくありません。
子犬になついてもらうには、愛犬を信じてあげることと、犬の苦手なこと、好きなことを理解してあげることが距離を縮める近道です。
これからの人生のパートナーである小さな家族のためにも一緒に頑張っていきましょう。
子犬にとっても過ごしやすい環境を整えてあげることで、次第になついてくれるようになりますよ。
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