子犬は人間の赤ちゃんと同じように、成長期にはたくさん眠ることが必要だと言われています。
犬の睡眠時間は人間に比べて長く、12〜14時間寝るのが普通ですが、子犬には16〜20時間の睡眠が必要になります。
しかしながら、子犬があまりにも寝ないと、「来たばかりの子犬が寝ないけど大丈夫?」と不安になってしまいますよね。
体調が不安定になりがちだと言われる時期だけに心配になってしまうもの。
そのため、今回は来たばかりの子犬が寝ない場合、落ち着きがない犬を寝かしつける方法についてお話していきますので、じっくり読んでみてください。
子犬にはたっぷりの睡眠が必要!
産まれたばかりの赤ちゃんの犬は、一日のうち22時間は目を閉じているのだとか。
もちろん成長に伴い睡眠時間は短くなっていきますが、生後3か月程度の子犬の場合には16〜20時間程度の睡眠が必要だと言われています。
睡眠は、身体のあらゆる組織の成長のためには欠かせないものです。
ただでさえ体調が不安定になりがちな子犬は、身体を休め、質の良い睡眠を摂ることで、免疫をつけていきます。睡眠不足になってしまうと、免疫力の低い身体の弱い犬に育ってしまいかねません。
それだけでなく、問題行動の多い犬になってしまうという事実は見過ごせませんので、愛犬にはたっぷりの睡眠を摂ってもらいたいですよね。
では、ここまで睡眠が必要な子犬なのに、来たばかりの子犬が寝ないのはなぜなのでしょうか?
来たばかりの子犬が寝ない!その理由とは?
睡眠がたっぷりと必要な子犬。
それなのになかなか寝ない!寝続けてくれない!と悩む飼い主さんが多いのはなぜなのでしょうか。
子犬はまだ飼い主さんのところに来たばかりであり、新しい環境に慣れるのには時間がかかるでしょう。
最初は知らない人間、におい、見たことのない景色に緊張と不安でいっぱいです。
少し慣れて来た頃には、子犬らしい好奇心と有り余るエネルギーに興奮しっぱなしでしょう。
緊張や興奮が続けば、交感神経が優位になる状態が続くということです。それでは眠くなるはずもありませんよね。
まずは興奮を鎮め、リラックスした状態にしてあげないといけません。
ということで、来たばかりの子犬をリラックスさせて、寝かしつけるためのしつけ方法もご紹介していきます。
寝ない子犬・落ち着きのない子犬を寝かしつけるためには?
睡眠環境を整える
愛犬の寝床は静かで落ち着いた場所にありますか?テレビやスピーカー、キッチン、洗濯機の近くにしていないでしょうか?
物音がしたり、香りの強い場所では聴覚・嗅覚が敏感な犬はリラックスできるわけがありません。
また、玄関近くや窓際なども外の様子が気になってしまうため、警戒心の強い愛犬の場合には、とても落ち着ける環境とは言えないでしょう。
静かで落ち着いた場所に寝床を作り、毛布やタオルなどを置いてあげてください。
ゲージやクレートに光を遮る布をかけて暗くしてあげるのもおすすめですよ。
このように、子犬にとって睡眠しやすい落ち着いた環境を作ってあげることが寝かしつけでは欠かすことができない要素となります。
飼い主さんとのスキンシップも大切
愛犬のリラックスのためには、飼い主さんとのスキンシップも大切で、寂しさのあまり不安で眠れないという子犬には特に効果的です。
飼い主さんからの愛情を感じられるスキンシップにより、安心感を抱かせるようにするわけですね。
寝かしつける前に優しくマッサージをしてあげるのがおすすめで、マッサージによるリラックス効果も期待できますよ。
※ただし、かまいすぎにも注意。子犬は体調が不安定になりがちで、ちょっとした疲労が思わぬ結果を招くこともあります。
適度な運動と日光浴
適度な運動と日光浴は、質の良い睡眠に効果的。
眠れていない様子だから、と一日中ずっと薄暗い場所に閉じ込めておくことは逆効果になってしまいます。
「お散歩デビューはこれから」という小さな子犬の場合には飼い主さんが抱っこして、10分程度でも構いませんので日光の下で過ごすようにしてみて下さい。
お天気の悪い日には、室内での遊びの時間を長くするようにしましょう。
飼い主さんが添い寝をしてあげる
寝床の環境を整え、スキンシップや運動、日光浴も十分なのに寝てくれない場合には、飼い主さんが添い寝をしてあげましょう。
母犬や兄弟犬と離れて間もない子犬は寂しくて仕方がないはずです。
夜になって飼い主さんの姿が見えず、不安でいっぱいになってしまうとなかなか寝付くことができません。
少しでも安心して落ち着いて眠れるように、近くで寝てあげるのもおすすめですよ。
まとめ
愛犬がリラックスした様子でぐっすりと眠っている姿は、飼い主さんにとっては何よりも嬉しいものですよね。
質の良い睡眠は、小さな子犬の時期にはとりわけ重要です。
心身共に健やかな身体を作り、毎日を元気いっぱいに過ごしてもらうためにも、より良い睡眠環境を整えてあげましょう。
新しい環境に慣れ、飼い主さんとの信頼関係をしっかりと築いていくことこそが、質の良い睡眠につながりますよ。
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