色々なことをどんどん吸収できる、小さな子犬の時期。

愛犬にとっても飼い主さんにとっても重要な時期だと言われています。

 

そんな中でも、子犬のご飯のしつけ〝待て〟はいつからトレーニングを始めるのが良いのでしょうか。

ご飯を待たせる時間はどのくらいが良いのかも気になりますよね。

 

今回は〝待て〟を教える手順とポイントについてご紹介したいと思います。

 

子犬のご飯のしつけ〝待て〟はいつから教える?

 

子犬のご飯のしつけ〝待て〟は〝お座り〟が出来てから教えましょう。お座りの次のステップが〝待て〟です。

まだお座りが確実になっていないうちにトレーニングを始めてしまうと愛犬も混乱してしまいますので、焦らずに進めていきましょう。

 

ではいつからしつけを始めるのが良いのでしょうか。

お座りは、生後3ヶ月くらいから教えるのが理想的ですが、飼い主さんやおうちの環境にも慣れてきたら、早速教えるようにします。

 

アイコンタクトが取れて、指示を出す人や場所が変わっても、お座りができるようになってから、いよいよ〝待て〟です。

生後6ヶ月くらいまでは物覚えが早いので、この頃までには〝待て〟のトレーニングを始めたいですね。

 

子犬のご飯のしつけ〝待て〟はなぜ必要なの?

「飼い主さんが許可を出してくれたらご飯を食べられる」と覚えた子犬は、拾い食いや誤飲をしにくくなります。

また、子犬は興奮しやすいものですが〝待て〟は興奮を鎮めるのにも役立ちます。

 

お座りや待てができると、飛びつき癖や無駄吠えを躾ける際にも、とてもスムーズにトレーニングを行うことができます。

〝待て〟は自制心を育てるのにとても効果的なのです。

 

公共の場所へ連れて行った際にもおとなしく待っていてもらうことができますよ♪

お手〟や〝おかわり〟は愛犬が覚えなくても構わない〝芸〟ですが、お座りや待て、伏せはしつけの基本となります。愛犬には子犬のうちに是非覚えてもらいましょう。

 

子犬のご飯のしつけ〝待て〟を教える手順

 

〝待て〟のトレーニングは、お座りの姿勢が取れたらそのまま始めます。

ご飯の時に行うか、愛犬の好きなおやつを用意しておきましょうね。

 

初めて行う際には、愛犬がトレーニングに集中できるような環境作りも大切です。

静かで落ち着いた室内で行うようにします。

 

また、飼い主さんの指示に集中してもらうためにも、飼い主さんと愛犬だけになれる環境が望ましいでしょう。

 

①食事やおやつを犬と自分の間に置きます。「待て」と言い、愛犬とアイコンタクトを取ります。犬の鼻先に手の平を差し出し、制しながら短い時間(3秒程)、待たせます。

※ポイント
待たせる時間は長くしてはいけません。飼い主さんの指示にアイコンタクトで反応し、行動を制止できたらOKです。

 

②「よし」と言い、食事やおやつを指差し、食べるように促します。もし、「よし」の前に興奮して立ち上がってしまったりした場合には「お座り」からやり直しです。成功した場合には、褒めてあげるのも忘れないようにしましょう。

※ポイント
「待て」は低く落ち着いた声で強めに、「よし」は優しく褒める感じで言うようにします。

 

室内での待てが上手にできるようになったら、指示を出す人を変えたり、お散歩中や外出先でもできるようにトレーニングしてみて下さいね。

外の世界は子犬の好奇心を刺激するもので溢れています。室内ではできても、外ではできない愛犬は多いです。

 

成犬になるまでできなくても焦る必要はありません。気長にトレーニングに取り組みましょう。

 

子犬のご飯のしつけで気をつけたいこと!

長時間トレーニングを続けるのはやめましょう。子犬の集中力は長続きしないものです。

短時間のトレーニングを何回も繰り返すようにします。

 

また、なかなか成功できずに落ち着きのない態度が続いてしまったとしても、決して叱ってはいけません。

子犬には「トレーニングは楽しいもの」と覚えてもらえるようにしましょう。

 

小さな子犬の時期にトレーニングそのものを嫌いになってしまうと、その後の問題行動を直すための躾にも苦労させられることになります。

愛犬が集中してくれなかったり飽きたら中断、無理強いはしない、ということを基本方針にしましょう。

 

まとめ

 

「待て」のトレーニングは飼い主さんの根気が必要ですが〝待て〟ができていれば問題行動のほとんどを防ぐことができます♪

お座りを覚えてくれた愛犬なら、必ず〝待て〟もできるようになるはずです。

 

毎日のご飯の時間を利用して、気長にトレーニングを続けてみて下さいね。

愛犬にとっては、〝待て〟はご飯やおやつをもらえる前の楽しい合図、と覚えてもらえると良いですね!

 

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