ワクチンが終了し、ようやくお散歩デビューをした愛犬。

ところが散歩中に石を食べる、枝や枯れ葉を拾い食いをするなど、想像もしなかった新たな悩みを抱えることになってしまった…という飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

 

犬は散歩中や家の台所などで、落ちているものを食べてしまうことがあります。

拾い食いという行動は犬にとっては本来ごく自然なことですので、当たり前なのかもしれません。

 

しかしながら、拾い食いを防止する為には、子犬のうちの正しいしつけと予防対策が何よりも大切。

拾い食いには、様々な危険が伴い、最悪の場合、手術や死に至るような悲しいケースもありますからね。

 

今からでも遅くありませんので、愛犬と楽しくコミュニケーションを取りながら、拾い食いを防止するしつけに取り組みましょう。

ということで、今回は子犬が枝や石を拾い食いする場合のしつけ方法についてご紹介していきますので、じっくり読んでみてください。

 

普段の環境を見直す〜子犬の拾い食いの防止のために今すぐできること

 

まず大切なのは、子犬が拾い食いをするような環境を作らない、ということですね。

お散歩中の拾い食い以前に、家の中で一度でもうっかり拾い食いをして美味しい思いをしてしまうと、愛犬は「落ちていたものを食べてみたらすごく美味しかった」と学習してしまいます。

 

犬は初めてのものを見たときに、においを嗅いだり、口に含んで確認をするという習性があり、ただでさえ好奇心旺盛な時期ですから、何でも確かめたくてたまらないはずなんですよね。

ですので、食べられるものを床や子犬の届く場所に置いておかないように注意を払って下さい。

 

飲み込める大きさのおもちゃや簡単に破壊できるものにも要注意。

台所やダイニングテーブルの下などは特に気を付けましょう。

リードを正しく使う〜飼い主さんのペースでお散歩しよう

初めてのお散歩の前には、室内でリードを装着して練習をしましょう。

愛犬が安全に歩くための練習ですね。

 

拾い食いを防止するには、愛犬のペースではなく、飼い主さんのペースで歩かせることが重要なのです。

まずは、そのことに慣れてもらう必要がありますね。

 

すでにお散歩デビュー後という愛犬の場合にも、飼い主さんのペースでお散歩するということを心掛けてみましょう。

リードの持ち方にもちょっとしたコツがあります。

 

リードは極力短く持つようにしましょう。飼い主さんのすぐ横に子犬がくっついて歩ける程度を保つようにして下さい。

リードで家の中をうまく散歩できるようになって、あなたのペースで犬と歩けるようになれば、ようやく散歩デビューをしてもいいでしょう。

子犬のお散歩中の拾い食いを防止するしつけ

 

では、実際のお散歩中にはどのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。

初めてのお散歩の際には怖がってしまう子も多いと思いますが、少し慣れてくると様々なものに興味を示すようになります。

 

ただでさえ、外の世界は、子犬にとって魅力的なものでいっぱいですからね。

特に、地面の近くを歩いているわけですから、石、枝、落ち葉、ゴミなどは気になってたまらないでしょう。

 

この時に愛犬のペースで歩かせてしまうと、パクッと落ちているものを口に咥えてしまうことがあります。

子犬と散歩しているあなたは、とにかくリードを短く持つように心掛けて下さい。

 

愛犬が下を向きそうになったり落ちているものに気を取られて追いかけそうになったらリードを軽く引き上げます。

あくまでもあなたのペースで歩くのが散歩だと覚えてもらわなければなりません。

 

また、できるだけ石、枝、落ち葉、ゴミのあるようなところを避けて歩いてあげることも重要。

お花見やピクニックシーズンの公園やその近くなどには、犬にとって危険なものがたくさん落ちていますからね。

 

楊枝や割り箸、食べ物が入っていたビニール袋などを飲み込んでしまうと、消化器官を傷つけてしまいます。

また、異物が消化されずに胃や腸に詰まってしまうと命にかかわりますので、手術をしなければならないでしょう。

 

小さな体の子犬です、できれば手術は避けたいですよね。

「ちょうだい」を教えておく

子犬との遊びの中で、「ちょうだい」を教えておきましょう。

子犬のときからおもちゃで練習をしておくと、拾い食いをしてしまった時に口から出させるのがとてもスムーズになります。

 

子犬がおもちゃをくわえている時に「ちょうだい」と声をかけ口に入れたものを出させます。

おもちゃを話してくれたらしっかりと褒めてあげてください。

 

なかなか口から出してくれないからといって、口の中から引っ張り出そうとするのはNG。

愛犬は引っ張りっこ遊びが大好きですから、引っ張りっこ遊びが始まったと勘違いをしてしまいます。

子犬が枝や小石を拾い食いをしてしまった時の対応

 

子犬が散歩中に石や枝を拾い食いする時には、とにかく冷静に対応をすることが重要です。

あなたが大声を出したり、慌てた様子を見せると子犬も興奮させてしまう可能性が高いからですね。

 

口に咥えたものを興奮したついでにうっかり飲み込んでしまうかもしれません。

また、急いで取り上げようという素振りをすることで、取られまいと急いで飲み込むことも考えられます。

 

取り上げる際には決して慌てずに、取り上げるようにしましょう。

中にはおやつを見せて、おやつと口に咥えたものを交換しようと考える飼い主さんもいらっしゃいますが、そのやり方はおすすめしません。

 

逆におやつが欲しくて何でも口に入れるようことがあります。

そして、もし口に咥えたものを誤飲してしまった場合には、すぐに獣医師に相談してみてください。

 

命にかかわる場合もありますので、様子を見たり、自分で吐かせようとせずに専門家に見せるのが一番です。

まとめ

拾い食いは子犬の時のしつけが予防対策になりますので、まずは習慣化させないように、家庭内の環境を見直すことも必要ですね。

また、あなたのペースで歩けるようにすることも大切ですので、最初は家の中で散歩するように練習してみてください

 

犬にとって散歩はなくてはならないものですから、拾い食いをする癖をつけないようにしてあげることで、安全に楽しく散歩することができますよ。

もし拾い食いをして誤飲してしまった場合は、獣医さんに相談をしてみるといいでしょう。

 

 

 

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