愛犬がおもちゃのぬいぐるみなどを咥えて、首を振ってぶんぶん振り回す様子を見たことはないでしょうか?

まだ小さな子犬の遊びではあっても、その迫力はなかなかのものですよね。

 

時には唸りながら床にたたきつけたり、お気に入りのおもちゃを壊してしまうことさえあります。

「遊びにしてはちょっと激しい…こんなにムキになってぬいぐるみを繰り返し振り回してやり過ぎなんじゃないかしら?凶暴な性格になってしまったらどうしよう」と心配になることもあるでしょう。

 

しかし、子犬はなぜこのような遊び方をするのでしょうか。

楽しそうに遊んでいるように見えますが、放っておいてよいのか、しつけが必要なのかも気になりますよね。

 

そのため今回は、子犬がおもちゃを振り回す理由や唸ったりする時にしつけは必要なのかをご紹介していきますので、じっくり読んでみてください。

 

子犬がおもちゃを咥えて振り回す理由とは?

狩猟本能の名残

誰も教えていないのに、ほとんどの犬がこのような遊びをするのは、狩猟本能の名残だと言われています。

おもちゃを振り回すのは、捕らえた獲物をしとめたり、食いちぎるときの行動を疑似体験しているというわけですね。

 

恐ろしい行為の疑似体験に思われるかもしれませんが、こうして本能的欲求を解放することで、エネルギーを発散させているだけなのです。

ですから、あなたの子犬だけが特別に凶暴というわけではないので、ご安心ください。

あなたにかまってほしい

飼い主さんに注目してもらいたいだけ、ということもあります。

おもちゃを振り回しながら、飼い主さんの方をチラチラ見て目が合った、というようなことはありませんか?

 

「見て〜!すごいでしょ?」というアピールの意味合いがあるのです。

このような場合にはもしかすると、飼い主さんとのコミュニケーションの時間がやや足りていないということかもしれません。

 

お散歩の時間を増やしたり、マッサージをしてあげるなど、愛犬との時間を増やすように心掛けましょう。

子犬が唸りはじめた場合は要注意?

 

愛犬がおもちゃを咥えたまま振り回し、唸り始めた場合には、ちょっと注意が必要かもしれません。

おもちゃで遊びながら夢中になり過ぎて、興奮している証拠であり、過度な興奮は愛犬にとっても望ましい状態とは言えません。

 

楽しい遊びの時間であっても犬があまりに興奮して唸る時には、一度冷静さを取り戻してあげることが必要になります。

飼い主さんにとっては「興奮しているだけなんだな」で済みますが、犬を飼っていない人が見たら仰天してしまいますよね。犬を怖がってしまうかもしれません。

 

愛犬が興奮している時に、大きな声で叱ったり、びっくりして叫んだりするのはおすすめしません。

飼い主さんのテンションに益々興奮してしまいますからね。

 

また、遊んでいるおもちゃを無理に取り上げようとすれば、引っ張りっこ遊びが始まったと勘違いしてしまう可能性も。

そうなると収拾がつかなくなってしまいますね。

 

そんな場合には、「お座り」「待て」の声掛けをするのが効果的。

「お座り」も「待て」も犬の問題行動を制止し、興奮を鎮めるのに役立ちますよ。

子犬がおもちゃを振り回して遊ぶのにしつけは必要?

前述したように、おもちゃを振り回して遊ぶという行動は、犬の狩猟本能の名残であり、本能的欲求の解放の意味合いがあります。

飼い主さんへのアピールという場合にも特に問題はないでしょう。

 

しかしながら、唸り始めたり、破壊行動が止まらない場合には飼い主さんが興奮を鎮めるためにコントロールしてあげる必要がありますね。

過度な興奮は、噛み付き事故や誤食、怪我などの思いもよらない結果を招く場合があるからです。

 

愛犬には普段から「お座り」や「待て」などの興奮を鎮めるためのしつけをしておくと良いでしょう。

そして、飼い主さんからの「お座り」や「待て」の号令により愛犬が落ち着きを取り戻したらしっかりと褒めてあげるようにしましょう。

まとめ

 

おもちゃを振り回して遊ぶという行動は、犬の狩猟本能の名残であり、本能的欲求の解放の意味合いがあります。

飼い主さんへのアピールの場合にもあまり問題はないでしょう。

 

愛犬にとっては楽しくエネルギーを発散させるための、有意義な時間と言えますからね。

また、子犬がおもちゃで遊んでいる時に興奮しておもちゃを振り回したり、唸ったりするようなことは、大抵の場合は成長に伴い少なくなっていきます。

 

しかしながら、遊びの時間が長かったり、ストレスが溜まっていたりすると、遊んでいるうちに興奮し過ぎてしまうことがあります。

興奮状態が癖になってしまうと、問題行動を起こしやすい犬になってしまいますので、唸り始めた場合は要注意。

 

遊びの時間とリラックスして過ごす時間のメリハリをつけて、心身共に健全な状態を保てるようにしてあげることも必要です。

興奮しやすい攻撃的な犬にしない為にも、飼い主さんは常に愛犬の様子に注意深くいることが求められますね。

 

 

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