人間にとっても犬にとっても、生きていく上で欠かせないのが水です。

健康を維持する為にも、一日に摂取すべき水分量が決まっています。

 

しかしながら、飼い主さんがお水を用意してあげていても思うように飲んでくれないのが犬なんですよね。

特に子犬のうちはお散歩がまだ上手にできないなどの理由で、運動不足になり、水分をあまり欲しない場合もあります。

 

また、子犬のうちはなかなか上手に水を飲むことができず、結果的に必要な水分摂取量を摂れていない子もいるでしょう。

そうなると飼い主さんは、愛犬の脱水症状や暑い夏の日の熱中症も心配ですね。

 

子犬の時期はまだ体力が安定していませんし、特に注意が必要です。

「脱水症状になるといけないから、ちゃんと水を飲むんだよ」などと声を掛けたところで、愛犬が水を飲んでくれるわけでもありません。

 

では、水を飲まない愛犬に水分を取らせるには、どのような方法が良いのでしょうか。

今回は子犬の水の飲ませ方についてご紹介します。水を飲んでくれずお悩みの飼い主さん必見です!

 

【子犬の水の飲ませ方】一日に必要な水分摂取量の目安・水分を取らせる方法

 

犬にはどのくらいの水分摂取が必要かご存知でしょうか?

「愛犬の体重(単位g)×0.05〜0.07」 の計算式からだいたいの目安を知ることができます。

 

例えば、5kgの犬の場合には、

5000×0.5〜0.7=250〜350ml の水分摂取量が目安となります。

 

もちろん運動量などによっても変わりますので、あくまで目安に過ぎませんが、計算式から出てきた結果よりもかなり少ない量しか飲んでくれないという場合には注意が必要です。

子犬の水の飲ませ方法が、いかに重要になるかお分かりになるかと思います。

 

水を飲まない犬に、どうやって水分を取らせるのかをご紹介いたします。

 

子犬に水を飲ませる方法!

 

「うちの子、全然足りていないみたい」とショックを受けた飼い主さんも多いのではないでしょうか。

実は、飼い主さんがかなり意識しなければ、多くの愛犬は必要水分摂取量を摂れていないことが多いものなのです。

 

では、子犬にお水を飲んでもらう為には飼い主はどのような工夫ができるのでしょうか。

飼い主さんの手から飲ませる

まだ環境に慣れていなかったり、飼い主さんとのスキンシップを求めているような小さな子犬の場合に効果的です。

飼い主さんが手で水をすくい、子犬の顔の前に持っていくと、舐めようとしてくれるはずです。

 

ただし、あまり量を飲ませることができないですし、毎回手から飲ませるというのは大変なので、習慣にならないように気をつけましょう。

注射器で口の中に流し込む

子犬が床置きの器や給水器からまだうまく水を飲めないという場合には、プラスティックの注射器を使って、口の中に水を流し込むという方法があります。

普通に飲ませる練習をさせつつ、足りていない分のお水を与えるようにします。

 

いきなり喉に向けて流し込むとむせてしまいますので、口の端の方から少しずつ入れるようにしましょう。

フードに水を含ませて与える

小さな子犬の時には、消化しやすいようにドライフードにお湯を加えてふやかして与えていたという方が多いと思います。

あまりにもお水を飲んでくれない愛犬の場合には、小さな子犬の時のようにご飯から水分を摂れるようにしてあげましょう。

 

ドライフードをウェットフードに変えたり、ドライフードとウェットフードを半々にして与えるのもおすすめです。

お味噌汁や野菜などの水分が含まれる食事をする人間と違って、ドライフードを主な食事にしている愛犬の場合には、食事から水分を摂ることができません。

 

人間と同じように、ドライフードにひと工夫することで、必要水分摂取量に少しでも近付けてあげましょう。

水に香りをつける

お肉や魚を茹でた汁(塩や醤油などの調味料を加えていないもの)を、いつもの水に少し加えてみましょう。

嗅覚が敏感な犬にとっては、香りが加わるだけで水が魅力的なものになります。

 

鶏ささみや鰹節の茹で汁などがおすすめですが、食材は愛犬の体質に合ったものを使用して下さいね!

ふやかしたフードが苦手な愛犬には、とても効果的な方法です。

犬用ミルクを飲ませる

どうしても水を飲んでくれないという場合には、犬用のミルクを使うのもひとつの方法です。

ただし、水ではなくミルクしか受け付けないようになっては困りますので、最終手段として考えるのが良いでしょう。

運動をさせる

人間の場合には運動をして体温が上がると汗をかくことで、体温調整をします。

汗をかくと水分が欲しくなり、水を飲みますよね。

 

犬の場合には口をあけて舌を出し、水分を蒸発させることで体温調整を行なっています。

走った後や、激しく遊んだ後などは、口を開けてハァハァしていることが多いと思いますが、そのタイミングだとお水を飲んでくれることが多いはずです。

 

お水を飲んでくれないのは、そのような運動が足りていないから、ということも原因として考えられます。

お散歩の時には、ずっと同じペースで歩くのではなく、走ったりゆっくり歩いたりを繰り返して楽しんでみましょう。

 

もちろん水分補給させることは忘れずに♪

お水はいつも新鮮なものを用意する!

 

愛犬に用意しているお水は綺麗ですか??

あまり飲まないから、という理由で交換していないなんていうことはないでしょうか。

 

水道水でかまいませんので、お水は頻繁に交換してあげるようにしましょう。

水道水のカルキが気になる場合には、煮沸したお水を冷まして与えるようにしてみて下さいね。

 

「愛犬の健康を考えてミネラルウォーターを!」と飼い主さんが善かれと思って用意してあげる場合があるようですが、犬にとってはミネラルウォーターは逆に健康を損なう原因になってしまうかもしれません。

ミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウムが含まれます。

 

カルシウムやマグネシウムが結石の原因になってしまうことがあるのです。

愛犬には新鮮な水道水をいつでも用意してあげる、ということが一番です♪

まとめ

愛犬の健康維持には欠かせない水ですが、なかなか飲んでくれないという場合には、是非今回ご紹介した方法を試してみて下さいね!

子犬のうちにお水を飲む習慣をつけておけば、自発的に水を飲むようになってくれます。

 

愛犬の健康維持は飼い主さんの務めです。

愛犬がきちんと水分を摂れるように工夫してあげましょう!

 

 

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