子犬のしつけの中でも、特に飼い主さんが苦労されるのがトイレのしつけではないでしょうか。

どんなに賢いと言われる犬種の子犬であったとしても、最初からうまくできる子はいません。

 

家の中の色々な場所をトイレにしてしまい、飼い主さんは愛犬の排泄の後始末や掃除に追われることになってしまう…多くの方がこのような悩みをお持ちだと思います。

子犬がトイレにしてしまいがちなマットやソファ、布団などは洗うのも大変ですから、飼い主さんは気が気じゃないでしょう。

 

また家でトイレができないと、雨の日に散歩に行けない場合、子犬に我慢をさせてしまうことにもなり、体調も心配です。

 今回は子犬がトイレを失敗した時の正しいしつけ・対処法について書いてみました。子犬のトイレトレーニングでお悩みの飼い主さんは是非参考にして下さい♪

 

子犬がトイレできない理由・トイレを失敗する理由

 

なかなかトイレを覚えてくれない愛犬。しかしながら、なぜ子犬はトイレを失敗してしまうのでしょうか。愛犬のことをより深く理解するためにも、子犬なりの理由を考えてみましょう。

 

家の中の色々な場所でトイレをすることは、人間にとっては「トイレの失敗」しかしながら、愛犬にとっては自分の縄張りを主張する為の犬本来の習性によるものなのです。

 

〝トイレ〟という特定の場所で排泄をするということは、人間側のルールですが、人間と暮らし始めたばかりの子犬にとっては、訳がわからなくて当然ですよね。

 

また、まだ来たばかりで慣れていない子犬は、トイレを家の中ですることを怖がる子もいます。一度でもトイレの失敗を怒られてしまうと、その行為自体がいけない事だと怯えてしまい、トイレができなくなってしますのです。

 

では、どのようにトイレのしつけをすれば良いのでしょうか。

子犬がトイレを失敗した時の対処法とは?

子犬がトイレを失敗してしまった時には、冷静な態度で排泄の後始末をしましょう。

感情的に愛犬を叱らないようにします。「〇〇ちゃん、ダメよっ!」などと叱ってしまうと、楽天的な性格の犬の場合には「やったー!かまってもらえた!」と勘違してしまう場合があります。

 

そして、子犬の性格によっては厳しく叱ってしまった場合、「排泄をすると叱られる」と思い込み、飼い主さんの見えないところで隠れて排泄をして気づかないうちに失敗してしまうことがあります。

 

毎回色々な場所で排泄をしているような場合には、もしかしたら叱られたくないあまりに、飼い主さんから見えない場所を選んでいる可能性があります。

そのような場合には飼い主さんは愛犬との接し方を見直す必要があるでしょう。「ダメでしょっ!」などと厳しく叱ったり、中には叩くのがしつけだと思っていらっしゃる飼い主さんもいますよね。

 

しかし、飼い主さんが大きな声を出すことで、愛犬の興奮を煽ってしまう可能性があります。

興奮は噛み癖や唸り癖、吠え癖などの深刻な問題行動に繋がりやすく、飼い主さんのそのような反応が結果的に愛犬の問題行動を助長してしまう可能性すらあるのです。

 

また、叩かれてしまっては、愛犬は飼い主さんと良い信頼関係を築くことができません。良好な信頼関係を築けないことで、以降のしつけにも支障が出てしまうでしょう。信頼関係なくしては、しつけの成功はあり得ません。

 

犬のしつけ全てに共通することですが、基本的には「褒めて伸ばす」を心掛けて下さいね。

子犬のトイレのタイミングでしつけをする対処法

 

トイレトレーニング成功への鍵は、何と言っても「トイレのタイミングを把握すること」です。まずは愛犬のことをよく観察することが重要ですが、ほとんどの犬に共通する行動パターンを知っておくと良いでしょう。

犬が排泄をすることの多いタイミング

 

・起床直後

・ごはんを食べた後

・水を飲んだ後

・運動・遊びの後

・飼い主さんの帰宅時

 

愛犬がいつ排泄をするのか、と飼い主さんが四六時中観察しているわけにもいきませんよね。上記のタイミングを参考に愛犬の行動を注意深く観察し、トイレのある場所に連れて行くと良いでしょう。

慣れないうちは、トイレシーツを子犬が過ごす空間に何箇所か置いておくのもおすすめです。

 

子犬が排泄前に取る行動とは?

 

子犬が排泄前にどのような仕草・行動を取るか知っておくこともトイレトレーニングを成功させる上では役に立ちます。

 

愛犬をよく観察している飼い主さんはお気付きだと思いますが、地面や床の匂いを嗅ぐように姿勢を低くしたり、うんちの前にはくるくると回ってから用を足しているはずです。

 

部屋の中を何となく急ぎ足でウロウロ歩き出したり、リラックスしていたのに急にそわそわし出した時にも注意が必要です。飼い主さんはタイミングを逃さずにトイレに誘導してあげると良いでしょう。

 

犬のトイレの間隔は?

 

子犬の平均的な排尿の間隔は、【月齢+1時間おき】以内が目安とされています。例えば、生後4ヶ月の子犬の場合には、時間です。

 

夜中やお留守番中にケージなどに入れている場合には、この時間を目安にトイレの様子を気にするようにしましょう。

また、犬は月齢が進むにつれて、寝床では排泄をしないようになります。ケージ内=寝床になっている場合には、排泄を我慢し続けてしまうことがあるので、飼い主さんは十分に気をつけてあげましょう。

 

もし小さな子犬の時期にこれよりも長い間隔で排尿がなかった場合には、体調不良が隠れている場合もありますので、必ず獣医師に相談するようにしましょう。

 

うんちの場合には、丸一日排便がない場合は便秘を疑うべきでしょう。子犬の場合には、排便回数が多いのが当たり前です。排便のない状態が長く続くと、食欲がなくなってしまうこともあります。いつもと違う様子がないか、気を付けてチェックしてあげると良いですね。

 

トイレができない・トイレに失敗した時も叱らない!「褒めて伸ばす」

しつけのためのトレーニングが思うようにうまく進まなかったとしても、飼い主さんは焦らずじっくりと取り組むようにしましょう。人間と同じで、犬にもそれぞれ個性があるものです。

 

上手にできたらとにかく褒めます。「よく出来たね〜!」「お利口さんだね〜!」と笑顔で声を掛けてあげます。(毎回同じ言葉を使うと、愛犬も褒められるときの言葉を覚えてくれます。)

 

犬は褒められるのが大好きですから、「だんだんとトイレシーツの上でおしっこやうんちをするとすごく嬉しいことがある!」と学習してくれるはずです。

排泄の後に褒められることを予感して尻尾を振るようになれば、トイレが完璧になる日も近いはずです。

 

まとめ

 

トイレトレーニングは焦らず根気良く続けることが大事です。

なかなか覚えてくれず、時にはイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、成功したら笑顔で優しく褒めるということを確実に繰り返してみて下さい。

 

また、できるだけ失敗をさせないように、飼い主さんが成功に導くことも重要です。今回ご紹介した内容を参考にトイレトレーニングにチャレンジしてみて下さいね♪

 

 

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